プロムナードの腕は、なるべく遠くから巻き付けるように
2012年2月23日
「プロムナードの腕は、なるべく遠くから巻き付けるように動かす。
体全体を上方に捻じり上げるようにもっていく。」
プロムナードはアダージオで多用されるが、どのようにすればガタガタ動かなくてすむのかについて、アドバイスが少ないように思う。今回は、第3アラベスクからプロムナードをしながら、前アチチュードに持ってくる場合についての腕の使い方の注意である。
重要なのは、プロムナードは足だけで回るのではないということ。
上半身、腕の連動したアシストがなければ美しく周回することはできない。
プロムナードするときに、バランスを崩すまいとして、腕の動きをこじんまりとまとめようとするのを見かける。ところが、下半身はアラベスクで回るから大きな遠心力がかかる。ということは、バランスを崩さないように回るためには、むしろ腕を長く、大きく、外側から包むように使った方がバランスが崩れにくくなる。
また、旋回するパについては、常に体を引き上げ、一本にねじり上げていくイメージを持つことが重要である。
追記:プロムナードについては、旋回する足のかかと周辺だけに注意が行きがちだが、
足元の動きはむしろ「結果」であって
・最初の動力は、腕を使って導かれる骨盤のねじりと元に戻そうとする力。
・上半身の重心を微妙に傾けて得る、回るための推進力。
・腕を伸ばすことで、得られる旋回時のバランスの安定性。
そして、最も意識すべきは、アラベスク立ち足の付け根を内腿から外に向けて廻し引き上げること。かかとは廻る体全体についてくるイメージである。
(追記は、日付はないけれど、プロムナードをするたびに先生から注意されたことをまとめた私自身の見解であることを断っておく。)
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