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2018年5月2日のレッスン記録

タカギバレエはバーレッスンをとても大事していた。
バーだけで、その緊張感からか汗びっしょりになったり、一つのパが終わっただけで、プロでない人すらため息をつくくらい集中させるレッスンだった。
先生はいつも誰かを見て注意し、片方のパが終わった後、反対向きになる前に必ず「ここを意識してほしい」という短いアドバイスがあった。
その短いアドバイスを意識すると、反対側の動きは格段に良いものになった。
レッスンの時にオーディオの上に置かれたノートは、亡くなった後はじめてご遺族から見せていただいたのだけど、フランス語でびっしりと言葉が書きつけてあった。

「長い説明だと飽きてしまう、それにユーモアがないとつまらない。」
タカギバレエのレッスンは、先生のユーモアの効いた話術を楽しむ機会でもあった。

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