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いわば、PではなくNにギアをもっていく

2010年4月22日
センターの最初に軽い動きでレヴェランスをするのがタカギバレエの定番で、
アダジオの前に、バーなしで床と体の感覚をつかむ目的があったと思う。

その際に注意されたのが
「常にプリエをしている状態を意識しなさい。そして足の付け根が自由に動く状態にしておくこと。常に動いている状態にする。」

これは、実際に膝を曲げたままで動くという意味ではなく、
プリエの時にそうであるように、足の付け根の力を抜くよう意識するということ。それにより上下左右あらゆる方向への動きがなめらかに見える。

ただし「足の付け根の力を抜く」というイメージが作りにくい時に
この表現が助けてくれる。
「クルマに例えるなら、ギアをP(Park停める)でなくN(Neutral 力を入れない)にもっていくこと」

習っていくとどうしても「力を入れる」ことばかりに意識がいくが、
実は「力を抜くこと」の学び方も、とても重要である。

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