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ピルエットの目は鏡につけるのではない。

2011年11月24日
「ピルエットの目をどこにつけるのか? 鏡ではない。
意識は立ち足のワキにもってくる。」

ピルエットの時に、「顔」は回転する体に対して、なるべく正面を向き、限界で素早く振り返って再び正面を向くことで、目が回ることなく回転することができる。

ここで言っている「目」は「視点」あるいは「意識」のことである。

回転に慣れた人なら、正面に顔をつけたまま、ワキの部分を意識することはできる。
問題は、ピルエットのときに「正面に顔をつける」と指示されると
鏡の中の自分に見入るあまり、あごだけが体の前に出てしまって、回転の軸がくずれてしまうことだ。
ワキに目をつけるということは、顔の向きは回転のために正面を向いていたとしても、意識自体は回転軸に近い部分に持ってくることで、前のめりを防ぐ意味がある。

ピルエットで重要なイメージは、体の中心軸が真上に旋回しながら竜巻のように引きあがることである。

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