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#1367 生成AIがどんどん進出してくるのでモヤる

「生成AIを自分の時短に使うのは自由だけれど、他人のために使うのややめてくれ」とは思うけれど、もう止められないんだろうなってことでモヤッている。

生成AIがキャズムを超え、生活の中に浸透している。2023年ヒット商品番付で東の横綱に選出され、新語流行語大賞のトップテンも受賞した。

かくいう私も、一時期はこのnoteを書くために生成AI(NotionAIに課金)を利用していた時期があった。キャッチ画像も同様。2023年2〜3月あたりのこと。

ただ、どうしても生成AIを使って作った文章やイラストは「クソつまんない」ものになる。それを自分の時短のために使うのは良いとしても、他人のためにつかうのはどうなの?という思いが芽生えてきた。

このぼんやりとした思いが確信に変わったのはこの本↓。図書館にあったので借りてみた。

中身はタイトル通り。マジクソつまんねえ。100歩譲って2023年的ではあるが、単に芥川龍之介や村上春樹風にカップ焼きそばの作り方の文章を作らせて本にしただけ。「書きそう、、、」という以上の面白さは微塵も感じられない。

どうしてそう思うのか。それは、機械による作品だという気持ち悪さ。人間じゃない感覚。ペッパー君を初めて見たときの気持ち悪さに通ずるし、AIイラストにも同様の気持ち悪さを感じてしまう。

同様にAI知事も気持ち悪さを感じてしまう。

もちろん、この「気持ち悪さ」は世代によっても受け止め方もちがうだろう。YouTubeで「ゆっくり動画」に慣れきった世代はすんなり受け入れているかもしれない。

いわゆる「トレンド系モノ雑誌(DIME・モノ・マガジン・日経トレンディなど)」の巻末に「ChatGPTの使い方」的な付録が付いてくる。中身はExcelの関数だったり、マクロだったり簡単なプログラミングなど個人的時短術もあるのだが、「謝罪文の書かせ方」なる他人向けのものもある。

個人的にもNotionAIに謝罪文を書かせたことはある。ただ、ものすごく「心がこもっていない」感じがしてより罪悪感が増す結果に。やはり、生成AIは壁打ち相手など個人的利用にとどめておいたほうが、、、

最後に重要かつ忘れがちなこと、それはAIは間違えるってこと。

というわけで、どうしても「気持ち悪さ×心のこもってなさ×間違える」を感じてしまい、それでもどんどん進出してくるのでモヤッている。

ただ、リアル人間のアウトプットもChatGPTと原理は同じ説もあるのだけれど。

何気なく机の上に置いてあった教育委員会のパンフレットを眺める。表紙がAIイラストだった。


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