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ホビージャパン記者転売容認騒動について思うこと

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0、模型情報誌「月間ホビージャパン」の編集記者が
模型が一般市場で手に入らず、転売屋からしか買えない事情に関して容認する内容のツイートを行い、大きな話題となった。
程なくして、情報誌の編集会社は彼をクビにする内容の告知を行ったが、その対応に関しても物議をかもし出すこととなりました。
今回の記事はその騒動に関して、わたしが思う事をつらつらと述べていきます。

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1、HJ記者はその辺の雑誌記者と事情が異なる。

まず、皆様に認識していただきたいのは、月刊ホビージャパン、略してHJ記者はその辺の普通の雑誌記者とは事情が異なるという事です。

どういうことかと言いますと、HJの編集と記者は、模型新製品の初期ロットないし試作品を取材という名目で無料で手に入れ、その組み立て体験を無料でできるという事です。
「ああ、普通の雑誌記者でもスイーツの試作品食べれたり、ファッションの試作品を着れたりするよ」
という声もあるかと思いますが、
スイーツの試作品はその場で食べれば消えてしまいますが、模型の試作品は取材終了後、価値ある動産価値としてその場に残ります。
件のHJの編集記者はかねてよりそれをメルカリやヤフオクに出品して副収入を得ており、それも含めて転売容認を発言したわけです。
これは模型屋に行っても欲しい模型が手に入らない一般ユーザーからしたら嫉妬の対象です。

もっと下世話な話を例えにすると、HJの編集と記者はAV男優のようなものです。
綺麗で可愛い女の子とセックスを体験できて、あわよくば子孫を残せるような行為もできて、しかもお金が貰える。
そういう立場のひとが、
女の子にモテなくてあえいでいる童貞の皆様に対して、
「キャバクラで女を買え」と言ったのが、今回の転売容認発言騒ぎになります。


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2、「キャバクラで女を買え」

 この表現は我ながら的を射てると思います。
そもそもキャバクラの女の子はどんなにお金を積んでも買う人間が冴えない人間ならば、買われるのを拒絶できます。
また、キャバクラで女の子に1万円貢いだ場合、キャバクラの経営陣に殆どもっていかれて、女の子には2000円くらいの支援にしかなりません。
どっかで聞いた話ですが、そのどっかの話はまた別の機会でしましょう。

その殆どを持って行くのがキャバクラの例えでいうと893。
つまり、模型での転売屋や転売屋を容認する企業(メルカリ本局など)であります。

結局のところ、冴えない男がキャバクラでいくら貢いでも誰も幸せになれないように、ユーザーが模型を転売屋から買っても転売屋さんを含めて誰も幸せになれないわけです。


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3、トカゲの尻尾切り

月刊ホビージャパンの編集会社は件の記者に対して自主的退社を勧告し、件の記者はそれを受け入れる姿勢を見せた形で、この騒動の収拾を図りましたが、その処分も物議を呼びました。
「厳しすぎる」「甘すぎる」両方とも言い分があります。
わたしと致しましては「甘すぎる」と思いつつも、「泥棒が泥棒を裁いている」「トカゲの尻尾切りである」という認識で捉えています。

そもそも月刊ホビージャパンは転売屋による転売行為を容認しているからです。

どういうことかと申しますと。ホビージャパンの誌面を見ればわかると思いますが、転売屋御用達の富裕層向け模型店「プレミアムバンダイ」の商品を大々的に宣伝する内容の記事が圧倒的に多いことです。

例をあげて紹介します。
ガンダムのモビルスーツにイフリートというのがあります。グフとドムの中間型試作機とでも言いますかね。
一般的なガンダムファンに知られているのは肩を赤く塗ったニムバス専用機のイフリート改であり、これが一般販売されずに、ユニコーンガンダムの時代に現地改修を重ねた忍者みたいなかっこ悪いイフリートナハトが一般販売されました。
しかしながら、当時のホビージャパン記事はプレミアムバンダイ商品のイフリート改を贅沢に使った改造記事が占めました。
これが例えば「一般販売のナハトを改造してイフリート改に作ってみました」な記事だったら文句はないのですが、入手困難なイフリート改をビルドファイターズ風味のトンデモ改修した記事ばっかりだったのです。

つまり、ホビージャパンとしては「プレミアムバンダイから買え」というメッセージを発信していたのです。

しかしながら、プレミアムバンダイ商品は発売開始から数秒するとすぐに売り切れかサーバーダウンします。
転売屋が買い占めてしまうからです。
プレミアムバンダイ本局は転売屋どもを大口顧客と認識しているため、優先的に販売しています。
商売の基本として、クレカも作れない一個人のユーザーよりコンスタントに買ってくれる大口顧客を優先してしまうわけですね。

結局、プレミアムバンダイも一般ユーザーには手の届かない場所となっています。
これを容認、或いは黙認する内容の記事をかねてよりホビージャパンは掲載し発信していたのです。

メルカリで見ればわかりますが、プレミアムバンダイから買った商品をその価格(そもそもこの段階で割高でぼったくりです)の3倍で売っている輩がごろごろいます。
プレミアムバンダイはまごう事無き転売屋御用達ショップです。

結び


なにが言いたいかというと、そもそもホビージャパンは転売を容認・黙認しており、いま騒ぎを起こした記者は「ごく一部」ではなく、彼らの創意に沿った者であり、彼を切って騒ぎを収めようとした姿勢が既に「トカゲの尻尾切り」であり、
しらじらしいということです。
うああああああママあああああ!!!


飽くまでもわたし個人の見解でございます。

例えばプレミアムバンダイ商品をあまり紹介しないか、一般発売のアイテムをプレミアムバンダイ商品のクオリティに仕上げる創意工夫の記事を書いたり、
現時点の転売の横行する市場をどうしたらいいのかを徹底的に議論したり模索するような記事を定期的に書けば、はじめて「ホビージャパンは転売を容認してない」となります。

いかがでしょうか?

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