日々の買い出しを考える。
スーパーやコンビニはとても便利で、
頻繁に利用しているのですが、
少し時間に余裕があるときは、
買い出しがその日のメインの予定のひとつだと思って過ごしてみる。
ということをしています。
シジミを買うためにお魚屋さんに行くと、
前には、悩みながら店員さんとお話しをしている方々がいて、
後ろに並びながら、お魚たちを観察してみる。
魚はもちろんのこと、
綺麗に同じ向きに並んでいる剣先イカ、
まだまだ元気いっぱいのあさり、
向こう側では慣れた手捌きで魚を下ろす親父さん、
観察しているうちに自分の番がやってきて、
「シジミを一皿ください。」
と店員さんにようやく伝える。
そこから、
お皿から水を切り、
袋に入れて、グラムを計り直して、、
と、スーパーで買うよりも時間は何倍もかかる。
けれど、その間、
「少し少なめだから値札より安くするね。」
「今日のこれ美味しいよ。」
などと、ちょっとした会話がうまれる。
あぁ、なんだか幸せだなぁ。
と思って、
おばちゃんありがとう。
おばちゃんにとって今日が良い日でありますように。
なんて思いながら、
ありがとうございます。と、シジミを受け取る。
そんなふうにして、持ち帰った食材は、
" 買った " というより、" いただいた " という
気持ちで料理も少し丁寧に出来る気がする。
時間や効率の良さというものを、
優先にすることは日々たくさんあるけれど、
日常のささやかな幸せは、
今夜のご飯を美味しくしてくれる。
今日もご馳走様でした。
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