短歌人9月号
としまえんに最後の夏がやってきてもう花火の上がらなくなる町
こどもの頃は首から鍵を下げていたいまは扇風機を下げている
観覧車を待ちながら撮った横顔をスマートフォンから消去する夜
虹を偽造して撮影する方法を大江戸線の中で調べた
いつか君との思い出を全て書きつくして空っぽになるのだろう
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としまえんに最後の夏がやってきてもう花火の上がらなくなる町
こどもの頃は首から鍵を下げていたいまは扇風機を下げている
観覧車を待ちながら撮った横顔をスマートフォンから消去する夜
虹を偽造して撮影する方法を大江戸線の中で調べた
いつか君との思い出を全て書きつくして空っぽになるのだろう
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