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ツヤ肌は生命力と活力!魅力的印象を与えるツヤ肌とは

今シーズンのトレンドは艶肌です。
と幾度このトレンドワードを耳にしただろう。
艶肌とはもはやトレンドではなく、定番になっているのではないかと思う。
それくらい艶肌とはメイクを仕上げるうえで魅力的なもの。

とは言っても、つやの種類は少しずつ異なってくることもある。
化粧品のフォーミュラーがアップデートされると艶もその時々に応じた
トレンド艶に変わる。味変ならぬ艶変。

例えば、少し前だとヘルシーで濡れたような艶が人気で
その艶を出すためにボームタイムの艶スティックはとても人気になった。
シャネルのボームエサンシェルはヘルシーグロウを牽引したヒット商品。
その後、続々と似たようなグロウスティックが発売された。

最近だとデジタル処理したような艶で、人工的すぎない艶。
ヘルシーグロウすぎず、その中間のような艶の落とし込み。
アルビオンが8月末に発売したベースメイクの商品名がリングライトエフェクターという。その名の通り、インスタライブで使用するライティングの効果をそのまま肌に宿したような、少し人工的な艶感を演出してくれる。
今シーズンの艶はちょうどデジタルとリアルの中間な艶が落とし所。
メイクテクニックが少し難しいように感じるけど、
これも最近発売されている新製品のおかげで難なく手に入れることができる。

艶の種類こそ変化しているが人間が艶を手に入れたいのは最近のことではない、ずーっと前から艶に対しての欲求があるのだ。

私たちはポジティブな言葉として『肌の色艶がいいね』と言うことがある、艶とは生命力、活力を表すもの。いわばエネルギーの現れ。。
肌艶の良い人と会うと、今の人生の勢いのようなもの感じ取ることがあるでしょう。
例えば会社のトップが色艶が良いとその会社の勢いを感じるだろうし、
業績が好調なのだろうと察することができる。

また昔の人は美人のことを『水も滴るいい女』と表現しましたが、
これは体内の水分がうまく循環してエネルギーを使って活発である状態を表しているのだ。

また生きのいい人のことを『みずみずしい』と言うように、
まさしく体内の水が艶となって現れる表現の一つ。

そんな言葉があるように艶と言うのは人が魅力として捉える
外見なのだ。

これは歴史を振り返って見ても艶を追求している。
当時の美容指南書はたくさんある。

例えば、エリザベス女王時代15世紀後半、この当時はまだ艶の出る
ファンデーションなどありません。
鉛白をファンデーションとして使用していたので白くはなるが、
仕上がりはとてもマット。
それでも艶を求めて、肌のお手入れに艶が出るとされていた
卵白を使用している。
もちろんそれだけでは艶=生命力、活力は足りないので、
チークでその生命力を表していた。
西洋の文献の多くには「薔薇色の頬」という表現が
美しさの一つとしてあげられるほど、大切な要素だった。

一方日本では艶をどの箇所で表現していたかというと、
髪の毛の記述がそうだ。艶やかな黒髪、というのは美しさの象徴だった。

18世紀中頃になると艶にも発展が見られ、顔の化粧に、
『ブランデー12オンス、サンダラック樹脂1オンス、安息香半オンスを瓶に入れて混ぜる。よく瓶をふった後放置して、使う時に前もって顔を洗ってから塗ると想像した通りの見事な艶が得られる』参考文献:西洋文化の流れ
とある。

香油というのはクレオパトラの時代からあり、香油を塗って艶を出していた。

人は無意識に艶という、生命力の証を美と認識しており、それを施し、
自分をより良い状態に見せることは何千年も前からしているのだ。

今マーケットに出ている艶効果のある化粧品はほんの半世紀前くらいからで、産業革命後のイノベーションにより急速に化粧品の進化があった。
艶を研究し、こだわり、施す、これは人がずーっと向き合ってきた
よく魅せたいという欲求であり、実際魅力的に見える効果あるのだ。

そんなことを考えながら、古代から比べるとずーっと最新のテクノロジーで開発された艶製品を堪能してみるの楽しいかと。

インスタアのアカウントでは今シーズンの新製品を使った、
簡単つや肌の作り方の動画をアップしています。
参考にしてみてくださいませ。

Make up is fun /Beauty is power
5.cinq.
Takae Kochigami




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