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【ラノベ新人賞】葡萄大陸物語/プロット分析 抽出

※サブタイトルは「野良猫姫と言葉渡しの王」

●全体の特徴
・物語が動き出す前にお楽しみパートがある。
・物語が大きく動く展開は中盤から。
・枷により虐げられる主人公が、ちょっとした特技により英雄に祭り上げられる話。

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※●はメインプロット、Sはサブプロット


●セットアップ1

・天地人の場所を説明、主人公の冷遇される境遇の説明(一族的な枷)、主人公にしかない特技を説明(紹介された地全部の言葉がしゃべれる)。

・そしてこの場に訪れた目的があり(就職)、目的の門番と出会う(面接官)。門番は以下支援者A

※門番の性格の裏表を一瞬見せる。

●門番

権威者の前へ連れて行かれる。合格の伏線あり(権威者の血筋が主人公の境遇と似ている)。特技を活かして合格。

●インサイティングイベント?

同時にヒロイン紹介。大胆な登場と共に、ヒロインの問題を少し見せる(隣の国のおてんば姫)
主人公の才能を見込み教育役を命じられる。

約7%

※ここからサブプロット的にお楽しみパート。

・支援者Aとヒロインの三人のシーン、ヒロインの問題やかわいい部分を見せつつ、ヒロインの抱える外面の問題も紹介(政略結婚のためにきた)
その外面の問題を解決できそうなのが主人公の特技(言葉使いを直す。ただしヒロインは乗り気ではない)

●破壊の予兆

・一人の時に新キャラ登場(以下キャラA)。
主人公とだいたい同じ境遇。キャラAから就職した今の環境と、ヒロイン元いた環境の関係性などを聞き、今の仕事が失敗すれば命の危険すらあることを主人公と読者に紹介(ヒロインがしっかり政略結婚できなければ、滅ぼされる)。

15%

・主人公の新たな生活を見せつつ、ヒロインの問題や、お楽しみパートで仲良くなり感情移入を見せていく。失敗してしまうと、これから起こってしまう不穏な感じも(紛争)

●食らいつく
・環境の目的が遂行されるとヒロインは幸せでなくなる。主人公は権威者に(王様)なんとかならないか相談するが、却下される。

●問答
・ヒロインは支援者の助言もあり、主人公への気持ちに気づきこのまま目的が遂行することへ憂いがある(政略結婚)

・敵キャラとの絡みで、目的が近づいていることを知りつつ、それが想像以上にまずいことを知る(ヒロインの結婚相手がクズ)

25%

●死の臭い1
・ヒロインが支援者を守るために、目的の相手と決裂、まずい状況になっていく(主人公のいる国、ヒロインの国、ヒロインが嫁ぐ国。ヒロインが主人公のいる国の王と嫁げば、嫁ぐ国との戦争になる。しかしヒロインは元々の嫁ぐ国とやらかした)

主人公側の権力者(王)がなんとかしてみるから待てと言われる。

約30% プロットポイント1

・決裂したので、敵国が主人公たちの国を滅ぼそうとたくらむシーン

●依頼
・主人公の権力者は、主人公とヒロインにヒロインの国へ向かわせ、ヒロインの国を味方に付けてくるように言う。

・王と会い、ヒロインと結婚することでその約束を取り付ける。主人公は最初無理だと言うが、すぐに引き受ける。

●お楽しみパート
・ヒロインと釣り合う人物になるよう、ヒロインの国で修行することを王に近い、修行することになる。
・修行しつつ(最後の決戦で使う伏線)、仲を深めていく。

約50%

●ピンチポイント1
・修行の成果を見せる試練。成功すると同時、主人公の国の権力者が倒れたと聞いて急いで戻る。

●ミッドポイント
・権力者の権力を(王位)継承することになり、主人公が次ぐことの正当性の説明がある。序盤からいたキャラA(参謀になるキャラ)に背中を押される。ヒロインと正式に婚姻関係になる。

急に王になったので、周りの者のリアクションを少し描く。主人公と絡めて。

66%

●忍び寄る悪者
・最終決戦の準備。
・敵国も、自分の国も準備していくシーン。敵国の主要キャラの意気込みも見せる。
・双方準備を終えつつ、参謀の頭の良い作戦を見せる。

80%

●最後の晩餐

・決戦前日。
主人公とヒロインの仲睦まじいやりとり。死ぬなよとか戦が終わったらうんぬんかんぬんとよくある展開の話をする。

・戦開始、支援者も含め、それぞれがいいところをみせて勝利。主人公は正式に王様になる。

97%

●エピローグ

主人公とヒロインの結婚式。参謀の前権力者への墓へたむけのシーン


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