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うちの師匠はしっぽがない 9話 物語制作者のための分析

●今回の特徴

・思わぬトラブルに巻き込まれる形で物語が始まるプロット。

・この話だけでもメインプロットの導入に使えます。あとは物語の途中から、主人公に長めの目的を与えるサブプロットにも使えそうです。使い勝手良さそう。
(今回の場合、主人公は師匠の元へ戻るため、数人の強敵に認められなければならない)

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※●はメインプロット、Sはサブプロット、Cはコミックリリーフの略です

●セットアップ1
・その物語の頂上会議のような集まりがある(大阪落語界の四天王が集まる)。そこに賢者キャラが居る。
大御所的には賢者が主人公と一緒にいることに不都合があり、主人公にとばっちりが行く。※何があったかは最後に見せる。

10%

●インサイティングイベント
・主人公は賢者といきなり縁を切られる(破門になる)
急に追い出されてショックを受けるが、その理由をさぐろうと四天王の一人を尋ねる

●食らいつく
・聞いてみるが理由を知らない。四天王はしらばっくれている。四天王の提案でしばらくそこへ厄介になる。

20% プロットポイント1

●セットアップ2
・そこには先輩もいて色々教えてもらい、なんだかんだ馴染んで上手くやる。先輩はそんな主人公を不審に思う

40%

 S1【問答】
・その疑問を主人公にぶつけると、主人公なりの賢者との絆や信念を語る。それをまた聞きしている四天王。

50%

〇リアクション。
・賢者視点
口には出さないが、主人公が居なくてちょっと寂しそうな様子

●依頼
・主人公は四天王からお使いを頼まれる
先輩と一緒に行き、まずは転本を見せてくれる

60%

●ピンチポイント1
・次に主人公の番。お手本が全部裏目に出て、やらかしてしまう。

70%

●ピントポイント1リアクション
・お使いから帰り、四天王に失敗を話すと何故か褒められる。

 S1【門番】
その場で四天王から仲間になる誘いがある。主人公は賢者じゃないとやる意味がない、と断る。

 S1【プロットポイント1】
これは試されていて、四天王から合格を言い渡される。同時に、主人公と賢者が縁を切るよう提案したのも四天王だと教える

80%

●ミッドポイント
・冒頭でなにがあったかの回想が少しある。
・主人公は賢者に信頼され、現在の試練をやらされていることを知る。(賢者が弟子を取るために、賢者以外の四天王全員を納得させなければならない)
・四天王から、残りの二人を納得させるように頑張れと背中を押される。


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