ブッチギレ2話 物語制作者のための分析
●今回の特徴
一番裏がありそうな仲間(今回はスパイ)キャラが、所属している組織や主人公へ心を許すサブプロットに使える。
●2話流れ
・主人公が開花した能力について説明。他のキャラにもある事を示唆
・今回メインのキャラの辛い過去をチラっと紹介
・偉い人からの依頼(ミッションスタート)全体の25%
護衛任務。
移動中にコミックリリーフ
全体の35%
・移動中にアクションシーン(対立、ピンチポイント)
護衛を狙った敵が攻めてくる
開花したはずの主人公が能力を発揮できない
それぞれのキャラがそのキャラらしく敵を倒す
~闘いの最中にあったサブプロット~
・仲間の一人が武器を壊す
・今回メインのサブキャラのこだわりが見える(伏線A)
・戦い終わり、勝ったが課題が残る(全体の40%)
今回の護衛対象がそれを示してくれる
主人公の所属する組織のあり方みたいなやつも教えてくれる
・今回メインキャラの過去が護衛対象に暴かれ、元々の罪が咎められそうになる。(全体の55%)
それを喧嘩ばかりしていた主人公が止め、許しを請う。事なきを得る。
・目的地へ
組織やその上層部含めた全体の敵になる存在の圧倒的な力を垣間見る。
憂うキャラもいる中で、護衛役は今後どうしたらいいかの展望を主人公(達)へ語り、道を示したり、気づかせたり、聞く事で信念を視聴者へ知らせたりする。
(特に、主人公と今回メインのキャラへそれが行われる)
全体の70%
・送り届ける護衛任務は達成され、仲間としばし休憩
それぞれ個性的な休憩の仕方でコミカル要素。
今回のサブプロットの伏線。(壊れた武器の修復)
主人公が信念を見せて、敵の圧倒的な力の前でも屈しないところを気持ちが揺らいでいる仲間に知らせる。
全体の80%
・今回メインのキャラが過去の夢を見て、何があったのかを視聴者に知らせる。
・夜中、そのキャラは何かを察し、夜中に一人で出て行く。出て行ったことに主人公だけが気付く。
※普通に起きてもいいが、刀が倒れて気付かせてくれるちょっとした演出。これは後にあるご都合展開を避けるためのテクニック
・今回のメインキャラは実はスパイで(どんでん返し)、元の組織からの刺客が来る。一度死んだ身として今は主人公たちの味方を全うする。
裏切者は許さない組織の刺客と戦う。(クライマックス)
※サブプロットであったこだわり、ここで伏線A回収(この話では、殺すまでに時間を計っていて、相手も同じ小道具を持っている)
・主人公が駆けつけて、戦っている二人の会話を聞く。そこで今回メインキャラの秘密の過去を知ってしまう。
※刀が起こした伏線があったので、刀が敵の力に呼び寄せられた、それで場所が分かった、という演出がある。
真夜中にどうやって見つけたんだよ、という突っ込みを上手く避けている。
2話終わり。
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