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【ガンダム】機動戦士Vガンダムという混沌

 一年前のこと……。
 親父の友人さん(50代)が家に来て、飲み会をやった。
 ふとした話の流れで、その親父の友人さんがガンダム好きだとわかり、私もガンダム好きなのでガンダムトークに発展。

友人さん「いやー。ファーストガンダムは小学校の頃にリアルタイムで観てましたねー」

私「おお、マジですかー」

 親父はアニメには全く興味がないので、ダンマリだった。
 ガンダムトークで盛り上がっていると、急に友人さんはとんでもない発言をする……。

友人さん「でも、Vガンダムでガンダム見るのはやめましたね」

私(グサッ!!)


【解説】
「機動戦士Vガンダム」(1993~1994)
総監督 富野由悠季
声の出演 阪口大助、黒田由美 渡辺久美子

 宇宙世紀末期の時系列での作品。
 ギロチンを使った恐怖政治と、女王マリアによる救済という二つの手段で独立を狙うザンスカール帝国は各地で戦火を拡げ続けていた。
 腐敗した地球連邦軍に代わり、民間人が集まった抵抗組織リガ・ミリティアは過去のガンダム伝説に肖ったヴィクトリーガンダム(以下、Vガンダム)を開発。

 偶然、ザンスカール帝国の部隊イエロージャケットと、リガ・ミリティアの戦いに巻き込まれた少年ウッソ・エヴィンはVガンダムに乗り込み、数奇な運命の中、ザンスカール帝国と戦う。

 本作の特徴は、歴代ガンダムシリーズでもトップクラスに残酷なシーンが多く、視聴者に多大なトラウマを植え付けた。


・人がギロチンで処刑される
・シュラク隊と言う主人公の仲間たちが、悲惨な形で次々と死亡する
・お母さんのヘルメット……
・水着のお姉さんに「痛かったらごめんなさい」と言って、ガンダムで突進する主人公

 ……など。
 だが、そんな内容であっても私はVガンダムが好きだった……。
 確かに残酷なシーン、カオスな展開が多いが、非戦闘時は割と牧歌的だったり、コミカルだったりと、温かみがある作品なんですよね、はい。
 それと、Vガンの戦闘シーンは面白い。
 ガイナックスが協力しているから、メカがぬるぬると動くし、Vガンダムの分離、合体、コアファイター以外は使い捨てというシステムを活かしたトリッキー戦法はシリーズでも屈指の面白さだと思います。

 だが……うん、まあ……この作品は苦手な人は苦手な作品だよね、うん……。

 一応、理由を聞いてみた。

友人さん「なんか、ゴチャゴチャしてきて……」

 なんていうか、リアルタイムで観ると苦痛な作品だったようだ……。

 そういや、高校時代の部活の顧問の先生もファーストガンダム世代で「Vガンでガンダム見るのやめた」と言っていたな……。
 私はレンタルビデオで借りて全話を観たんで楽しめたんだが、リアルタイムで観るとしんどい作品だったのだろうか?


友人さん「そういや、最新作の水星の魔女だっけ?アレって、どうなの?」
私「面白いですよ。12話で残酷なシーンがありますが……」

 ……思うんだが、どのガンダム作品も基本的には『戦争』をしており、目を覆いたくなるような残酷なシーンがある。
 やはり、ガンダム作品の根本には『反戦』というテーマが深くあるんだなぁと思った

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