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カンボジアでマシンガンを撃つ

 日本で本物の銃器を手にするなんてまずないでしょう。見るだけなら警察官の腰にあるが、一般人が手にすることはまずない。タイは実は銃社会で、アメリカのように一般人も拳銃くらいなら買おうと思えば購入ができる(誰でも自由に買えるわけではない)。また、バンコク郊外には射撃場もあって、一般人が警察の射撃訓練場で銃を撃つことだって可能だ。

 聞いた話ではグアムなどにある射撃場は、観光客向けに火薬を少し減らしているのだとか。タイの射撃場は、スポーツショップなどから購入してきた弾薬をそのまま使うので、警察や軍が使うものとまったく同じものを使用する。

 ただ、タイは規制が結構厳しい。撃てるのは単発で発射する銃のみだ。連射できるフルオートマシンガンは警察官や軍の高官でさえ個人所有ができないくらい登記や管理に厳しいので、よほどのコネクションがあって軍関係の射撃場に行かない限りは撃つことはできないと思っていい。

 もしマシンガンを思う存分ぶっ放したいなら、東南アジアだとカンボジアがおすすめだ。ただ、施設はいい加減なので、自分の身を自分で守れない人には向いていないけれども。

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 カンボジア国内に射撃場は無数にあるようだ。というのは、軍事施設内にある射撃場が一般開放されているため。簡単に言うと、これは軍隊の小遣い稼ぎに使われているというわけだ。

 場所によっては手りゅう弾やロケットランチャーなど、爆弾系も撃てる。とにかく金さえ払えばなんでもできるみたい。話では戦車も体験できるらしい。

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 ボクが行った射撃場はプノンペンの郊外にあった。場所はどこと言われても憶えていないというか、わからない。懇意にしていたトゥクトゥクの運転手に撃てるところはあるかと訊いたら連れていかれたのがここだ。トゥクトゥクで30分40分くらいの距離だったと思う。だだっ広い道路をひたすら走り、いつの間にか住宅街に入ったかと思えば、この軍施設に来た。

 オブジェなのか駐車しているだけなのか、装甲車が置いてあった。壁を登る訓練などができる塔もあった。ボクがタイの軍事施設で無理やり2泊3日の軍事教練に参加させられた経験があって、こういう場所を見ると嫌な気分になる。

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 実際に兵士たちの訓練も行われている。射撃訓練だったか、手りゅう弾の投擲訓練だったか。たまに破裂音が響いていた。

 子どものころに「手りゅう弾」を「て・りゅう・だん」と読む橋本くんがいた。彼はよくいるら行の発音で舌ったらずというか、空気が抜けるというか、特徴的な発音をするので、妙に憶えている。しかも、ボクは「しゅ・りゅう・だん」で憶えていたので、なにが正解なんだろうか、と悩んだ時期がある。橋本くんは頭がいいヤツだったので、より混乱したのだ。

 その後、テレビを観ていたら、「プロジェクトA」か「スパルタンX」かなにかで、ユンピョウも「て・りゅう・だん」と言っているシーンがあって、ボクはなお混乱した。ジャッキーチェンよりユンピョウ派だったので、ショックだった。

 でも、「しゅ・りゅう・だん」が正解。旧日本軍の兵器としては「て・りゅう・だん」が正しいらしいけど、今は「しゅ・りゅう・だん」が主流だという。橋本とユンピョウめ、混乱させやがって! と思ったこともあったが、よくよく考えると、ユンピョウはなにも言ってない。脚本家が書いたものを、声優が言っただけだよね。

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 ベトナムにも射撃場があって、マシンガンを撃つことができる。南部であれば、ホーチミン郊外にあるベトコンのトンネルがある観光地だ。クチ・トンネルだったかな。

 ここは施設内のルートに射撃場があって、画像のようにAK-47、あとはM-16が撃てる。機関銃のM60もあったような。

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 ただ、ここは画像のように銃口が固定されている。だから、銃が跳ねないので初心者でも乱射は可能。ただ、楽しくはない。ほかの銃も全部そうだった。だから、撃ってる感を満喫したい場合はカンボジアの方がいいと思う。

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 カンボジア陸軍の施設ではこんな銃が置いてあった。個人的には2枚目の画像の1番上、M-16にグレネードランチャー発射装置がついているやつ。映画「プレデター」でシュワルツネッガーが持っていたのと同型になる。子どものころ、上野の駅前のおもちゃ屋のエアガンフロアに飾ってあって、ホントほしかった。

 ただ、整備されていない銃もあって、ここで撃てたのは数が限られていたはず。M60は撃てたけど、かなり高額だった。って、値段は憶えていない。ドル建てだったはず。

 火薬は減らされているのかどうか、ちょっとわからない。撃った感じでは通常通りだと思うけれど。薬きょうを全部拾って、ここで火薬を詰めなおしているので、見た感じではわざわざ減らすようなことはしていなかったと思う。

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 このときに撃ったのはM4カービンっていうのかな。映画「プラトーン」でウィレム・デフォーとトム・べレンジャーが持っていた銃。最近のアメリカ軍事映画だとみんなこの銃を使っている感じがする。スコープがムチャクチャ邪魔だった。

 タイと違って、フルオートでも撃てる。それから、なにが大きく違うかっていうと、インストラクターが誰もつかないこと。当時は。今はどうか知らないけど。タイはちゃんとマンツーマンで横に人が立って、しっかり監視している。自殺とか殺人を防止するために。

 ところが、ここは最初に簡単に説明だけしたら、さっといなくなってしまった。このままこの銃を持って立ち去ったり、あるいは誰かに向けたりしたらどうするんだろうか。確かにテレビなどでカンボジアの射撃体験を見ていると、構えさせたら職員が離れてしまう。なにも考えていないのか、それともなにもしないとお人好しに考えているカンボジア人のやさしさなのか。

 今気がついたけれども、ベトナムとカンボジアでボクは同じポロシャツを着ている。この画像は2011年とかそのあたり。10年くらい前だけど、いまだにこのポロシャツ着ているし。

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