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ベストビーフが人気の理由ってなんだろうか

 バンコクはムーガタをはじめとしたタイ焼肉の食べ放題店が無数にある。そんな中で近年、人気が高いのがBTSオンヌット駅に近い「ベストビーフ」だ。早めに行っても結構待つ確率が高いくらい客数が多いが、よくよく考えると、なんでここが人気なのだろうかと思う。

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 ベストビーフはオンヌットと、今はボクの自宅に近いシーナカリン店にある。それから、チャオプラヤ河を渡った辺りにもできたと聞く。一番人気はオンヌット店でしょう。外国人もたくさん来る。

 店の看板には確か2008とあったはず。たしかにかなり前からあったのは間違いない。BTSから見える下界に以前からあるのは知っていた。意外と長くやっている店ではあるが、話題になり始めたのは2017年くらいからだろうか。それ以前はタイ人はあまり牛肉を好まない傾向にあった。その後食生活に変化が出てきて、じわじわと人気が出始めた。

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 ベストビーフというくらいなので牛肉もあるし、肉はほかにも豚も鶏もある。野菜各種、それからエビやホタテもある。フレンチフライやから揚げなどのサイドメニュー系もあるし、ソフトクリームもある。これらがすべて食べ放題になっている。

 どうでもいいけれども、あのソフトクリーム、どうにかならないかな。自分でカップかコーンに入れるのだが、意外とクリーミーで硬めの、ボク好みのソフトクリームであるがゆえに、レバーをオフにしてもキレが悪くて、コーンにうまくクルクルと入れることが難しい。カップにすればいいのだが、ボクは高校に入ってすぐに某高級有名アイスクリーム店にバイトで入ったことがあり、カップはね・・・・・・。ホント、カップは使わない方がいいんだ。

 ベストビーフにおいてドリンクは食べ放題の料金ランクで分かれていて、一番下はソフトドリンクだけだったかな。真ん中が瓶ビールもOKで、一番上が生ビールもある。料金的には真ん中が一番コスパがいいのかな。ボクの場合は家族と行くので、いつもソフトドリンクのランクにしている。食べ放題の基本はテーブルで同じ値段ランクで注文する必要があるが、人気が出始めたばかりのころは、家族連れだと父だけビールつき、子どもたちはソフトドリンクのランクで注文できた。今はできなくなった。

 タレはタイ式が2種類。シーフードソースみたいなものと、イサーン料理に出てくるようなタイプ。それから、日本の焼肉のタレのようなものもある。あくまでも日本風という感じだ。日本人の中にはタレを持参で行く人もいるのだとか。

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 肉は七輪の上に乗せた小さな鉄板で焼く。ただ、油がマーガリン(バターなのかな?)になっている。エノキとかホタテはこれでもいいが、肉はさすがにくどい。ベトナムの路上焼肉がまさにこれだが、あっちも結構くどい。ビールでも飲まないとやってられない。

 50バーツだったかな。追加料金を払うと、もう1台、七輪を出してもらえる。その場合、一方は網にすれば、シーフード、特にエビはこっちで焼けるのでいい。

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 油がくどいのがどうにもこうにも。それから、これは高田一家だけかもしれないが、全然注文通りに来ないのもなんだかなあと。オンヌットもそうだし、シーナカリンもそうで、最初の注文がまず注文通りになることがない。

 注文はテーブルにある紙がメニュー代わりにもなるので、そこに数字を記入してほしいものをいくつか頼むわけだ。なのに、いつも頼んでいないハムとかまで来る。そして困るのが、追加注文すると、追加と共に最初に頼んだものが来ることだ。しかも、これが必ずではなく、ランダムで来るときと来ないときがある。大量に運ばれてくるので食べ切れなくて困る。かといって控えめにすると前の注文は来ないので少ないし、さらに追加注文して3回目に3回目と最初の注文が同時に来るというケースも起こる。

 よく食べる子どもたちを連れていくにはいいのだけれども、そういうサービス面や脂っこいのがダメな人にはベストビーフは刺さらないかもしれない。いい店だとは思うけれども、ここまで人気が出る理由もわからない。まずくはないし、店員ひとりひとりの接客態度は問題ないので、決して悪い店ではない。

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