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髭vs外国籍 子どもはどっちを怖がっている?

 タイも発展してきたとはいえ、東南アジアらしく家族の人数は日本よりは多い。バンコクだと核家族化が進んでいるしひとりっ子も珍しくないが、地方、あるいは地方出身者の世帯はいまだ家族が多い。そもそも、親の世代の兄弟が多めなので、親族自体はどんどん増えていく。核家族化が進んで人口の伸び率が衰えていくのはもうちょっと先なのではないかと思う。

 妻の家族や親族もとにかく多くて、結婚して15年近く経っているのに、いまだ知らない人もいるくらい。さらに、ここ数年は若かった世代が子どもを産むようになり、あっという間につき合いの濃い面々の人数が増えた。

 そんな中で、どうも子どもたちはボクのことを好いてくれない。唯一、義姉の息子くらいかな、話せるのは。ほかは見ただけで泣くという、コミュニケーションを取る以前の問題だったりするのだ。

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 義母にとっての孫は、今8人かな。最初はボクの娘だったので、初孫は2006年か。当時義母はまだ40代だったと思う。妻には姉、弟、妹がふたりいるが、彼らは当時は結婚の様子もなかったけれど、その後ちゃんと結婚して、子どもができている。

 この中で男の子はバンコク近郊に住む義姉の子、コラートに住む義妹の子だけで、あとはみんな女の子である。コラートの子はなかなか会えないのもあるが、義姉の長男以外はボクのことを怪物を見るかのような目で見るのである。

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 そのうち、いとこたちも続々と子どもを産み。赤ちゃんのときはいいけれども、1歳を過ぎるとだいたい、高田恐怖症が始まる。一応言っておくが、ボクはわりと子どもが好きな方で、遊ばせるのも結構うまい(と思う)。それなのに・・・・・・。

 外国人というのもあるのだろうか。子どもにはわからないかな。言ったら親族はみな東北のタイ人なので、特に男性はみんな肌がブラウン系。それと比べたらボクはまだ色白な方なので、周囲の大人たちの中にいきなり謎の色白が現れたら、彼らの中の常識を覆す物体登場で怖いと思うのかもしれない。

 実際、上の画像の男の子は妻のいとこの子で、ボクが抱っこしようものなら激しく泣き出す。ところが、ベランダに出てガラス戸を閉めていると近づいてきて、ニコニコこっちを見ている。顔を近づけても逃げない。慣れたのかなと思ってガラス戸を開けた途端、また泣き出した。

 どういうこと? と思っていたけれど、YouTubeのFail Armyとか観ていて気がついた。たぶん、動物園と同じなんだと思う。ゴリラはガラス越しならいいけど、直に会ったら怖いもんな。

 考えてみると、ボクみたいな太っているのが周りをウロウロしていたらちょっと怖いかもしれない。それに、あごひげもある。父も昔はあごと口にひげを生やしており、やはりボクのいとこなどには恐れられていた。子どもはひげを怖がるのかもしれない。剃る気はないけど。

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