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【ベト飯】ホーチミンで「おっぱい」を堪能する

 前回の路上焼肉で思い出したのだが、何年か前にホーチミンで焼肉に連れて行ってもらったことがある。現地在住の方によれば「おっぱい」がおすすめだと教えられた。実際に行ってみると若い人がいっぱいいるし、いい店だった。こんな状況だけども、ネットで見る限りではまだ営業しているようだ。

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 場所はたぶん下記のリーチューチョンとかそんな感じの通りだ。ベトナム語はTroをチョと読むのは聞いたことがあるが、Tuはなんて読むのでしょう。

 下記マップの「Lương Sơn Quán - Bò Tùng Xẻo」という店だ。一見、ヤギ肉の店なのかなと思っていた。以前の記事ではハノイでヤギ焼肉を食べたが、実際には元は南部料理だという人もいた。だから、そう思っていたものの、今こうして場所を思い出して検索して見てみると、Boとある。これって確か牛だったような。

 当時も人気店で、若い人がたくさんいた。ハノイとホーチミンは同じベトナム人でも気質が違うと言われる。確かに、ホーチミンの若者はわりとタイ人みたいな陽気な印象だった。

 店員も適当な感じで、旅行者という立場で見るとまあ楽しい店だった。在住者からするとイラっと来るんだろうけれども。タイもそうだけれども、ベトナムも旅行と住むのでは話が違って、在住者の中にはベトナム嫌いになる人も少なくない。

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 この店は焼肉といっても、前回の路上焼肉のように鉄板で焼くものではない。炭火で、しかも七輪の上に網を載せて焼くだけの、とてつもなくシンプルな焼肉だ。簡単な調理方法だからこそ、確かにおいしかった。

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 これが「おっぱい」だ。要するに、乳房焼きのことである。以前のヤギ焼肉の記事でも乳房焼きを食べていて、でも実はヤギではなく豚の乳房ということだった。ここも風味的には豚の乳房だと思う

 というのは、ヤギはまず流通させられるほどの乳房の大きさではないということで、メニュー内にも実際にはヤギを示すゼという単語はない。タイにも乳房があるが、タイはそもそもヤギをあまり食べないということもあるが、流通しているのは豚か牛になる。1頭から取れる量的にはどうしても豚か牛になるのは当然でしょう。ところが、牛の乳房は焼くと固い。若干、牛特有の臭みもあって、おっぱい焼きにするなら豚が適している。

 だから、たぶんここも豚の乳房なのだと思う。コリコリと程よい固さで、ビールにぴったりだった。

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 これなんかは色的に牛肉でしょう。ということはやっぱりこの店はヤギ焼肉ではなく、牛肉を中心にした焼肉店なのでしょう。

 タレはいつもの岩塩とライムのものだったはず。ムオイ・ティエウ・チャンだ。ベトナム料理の記事を書くたびにムオイ・ティエウ・チャンと書いている気がする・・・・・・。でも、肉は画像のように味つけされているので、それほどタレは重要じゃなかった気がする。

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 野菜もいろいろあった。そして、ここでもやっぱりオクラがある。ベトナムの定番的な食材なのだろうか。大きいから大味なのではないかと思うものの、まあ普通のオクラという感じだ。まずくない。

 ベトナムの食べログみたいなサイトを見ると、この店にはいろいろな料理があるようだ。サイトの画像で見るにはサソリまであるし。案外、おもしろい店なのかもしれない。ベトナム語が読めればメニューを眺めるだけでも楽しいのだろうな。そういえば、タイ歴が長いボクだが、やっぱりタイ文字をなんとか読めるようになってきたころが一番楽しかった。機会があれば勉強してみようかな。

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