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パタヤで海鮮を安く楽しむ方法はナグルア市場に行くこと

 タイもベトナムのように諸々の経済活動が緩和されつつある。17日からはデパートも再開し、アルコールは提供されないものの、ほとんどの飲食店が店内でのサービスも再開して、いよいよ通常運転に向けて動き出したところだ。

 ところで。

 最近はYouTubeで料理系のものをよく見る。やっぱり魚を捌くものが好きだ。「きまぐれクック」なんかはだいぶ前からフォローして、ああいう風に魚を捌いて食べたいなと思っている。

 そして、それが案外、タイでできないことではないのだ。実際に何度かタイの市場で魚を買って、それを自分で三枚に下ろし、刺身にして食べている。タイの無料誌「DACO」の社長である沼館氏に教えてもらい、出かけたパタヤの市場でよく魚を買っていた。

 この騒動が落ち着いてきた今、そしてロックダウンも解除されつつあるパタヤなので、もう少し様子を見て問題なさそうならまた行きたい。そこは、パタヤの北に位置する「ナグルア市場」である。

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 ナグルア市場はパタヤの北、つまりバンコク寄りにある常設市場で、地元民にとってはごく普通の市場だ。その一角が魚市場になっていて、外国人でも買いものがしやすい。

 というのは、魚介類にいちいち値札があるからだ。基本的にはキロ単位で表示されているので、ほしい魚介類を指さし、ほしいだけの量を伝えればいい。

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 こうして量り売りをしてくれる。だいたい買う場合は500g、1キロ、1.5キロといった単位になるだろう。エビはともかくカニは殻が重いので、買った重量ほど身がないので注意したい。

 エビなんかは生きているので、自分で掴むのはちょっと難しい。魚は自分で選んでもいい。

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 これはアジの刺身やタタキ、なめろうを作ろうと思って自分で選んでいるところだ。

 タイではアジはプラートゥーと呼ぶが、気をつけたいのはタイ人が好むプラトゥーはいわゆる首折れサバだ。鹿児島のゴマサバのことではなくて、単に首を折って焼いたり揚げた小型のサバ科の魚だ。刺身にするアジはまた違うプラートゥーなので、わからない場合は店員に刺身にしたい趣旨を言えば教えてくれる。和食人気のタイなので「サシミ」で通じる。

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 結構いろいろな魚がある。南国らしい色合いの魚もいれば、カツオも見たことがある。子どもも普段は姿を見ない魚介類を生で見られるので、観光スポットとしても案外いい。

 ほかには貝も様々あるし、イカ、エビ、カニがある。

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 珍しいものだとサメもあったし、日本では食べることがないカブトガニも売っている。

 ここで、ふと思うことがあるのではないか。ボクのように在住者であれば調理場所に困らないが、観光で行った場合にどうすればいいのか。そこも問題ない。パタヤの海鮮市場はどこもそうなのだが、市場に調理専門屋台があるのだ。

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 このように炭火焼きを中心に、蒸したり茹でたり揚げたりしてくれる。上記の店は当時の料金だが、蒸しと焼きは1品あたり30バーツ(約90円)、茹でるのが20バーツ(約60円)、揚げるのが50バーツ(約150円)だ。混んでいると1時間くらい待つことになるが、料金的には安いものだ。ただ、大量になると追加料金が発生する。

 次に気になるのは、じゃあどこで食べるのかと。それがあるのだ。まずは下記のこの市場のマップを見てもらいたい。

 市場の左、海辺に市立公園とあるのがわかる。実際には市場の真ん前にあるので、わかりやすい。ここに調理した海鮮を持ち込めばいいのだ。

 市場にはほかにもシーフードソースも売っているし、できあいの海鮮料理もあれば、肉類のタイ料理もある。野菜や肉も市場にあるので、なんらかしらの料理も頼める。

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 果物とか、タイの菓子などもある。飲みものは公園の内外にあるし、アルコールがほしければ、販売時間に注意が必要だが、目の前にコンビニあるので、そこで買えばいい。

 公園に入ったら、ゴザのレンタルもある。このときは1回あたり20バーツだった。60円くらいだ。

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 パタヤ在住の欧米人なんかはここでシーフードを楽しんでいる。この市場も早朝からやっている。夕方はわからないが、少なくとも昼前後は営業している。まあ、品揃えがいいのは午前中だろう。

 公園内の売店裏にはトイレもあるし(ただし有料)、案外のんびりと楽しめる。

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 タイでおいしいシーフードを食べたければ海辺ではなくバンコクで探すべきだ。タイの海辺にはあまりいいシーフードレストランがない。よりよい魚介は大資本に吸い上げられていくのだ。

 その中ではこういったナグルア市場のような場所で安く魚介を買い込み、その場で調理してもらい、近くでピクニック気分で食べる。これがパタヤで安くおいしく魚貝を食べる方法だ。パタヤに限らず、タイの多くの漁港近辺でこのように海鮮を楽しめるので、ほかにも探してみるといいだろう。

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