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高田マガジン胤臣

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タイ在住ライター高田胤臣をまとめたマガジンです。
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記事一覧

書籍紹介『タイのいつものこと』amazon kindle

アマゾンの電子書籍キンドルで『タイのいつものこと-タイではあたりまえのことを解説してみた-』を出版しました。下記ですでに出ていますので、ぜひ読んでいただけると幸いです。アンリミテッド(読み放題)で読んでいただくのがいいかなと。 まず、もくじは下記のようになっています。 タイではあたりまえの光景ではあるものの、外国人にはわかりにくいタイ独特の文化や考え方、商習慣ややり方というところの代表を集めています。 すべて実際に取材したものですが、すでに雑誌やニュースサイトなどで執筆し

書籍紹介『タイ飯、沼。』晶文社

タイ料理の書籍を2023年11月28日に出版しています。ガイドブックではありません。レシピ本でもないです。ひたすら、タイ料理の思い出やウンチクなどを語っています。 もくじは下記のようになっています。 それから、動画でも簡単に紹介しています。合わせて参照ください。 書籍内では在住20年に加えて旅行者時代を含めてタイなどで食べてきたタイ料理の数々をピックアップしています。タイ料理は思っている以上に深いですから、これがすべてではありません。あくまでもボクが食べてきた中で、いろ

書籍紹介『だからタイはおもしろい』光文社新書

2023年11月15日に光文社新書から『だからタイはおもしろい-暮らしてわかったタイ人の「素の顔」-』という書籍を出版しました。もともとnoteの光文社公式アカウント内で2年くらい連載していたもので、それを再編・加筆修正しています。 タイが「微笑みの国」などと呼ばれ、滞在歴の長くない在住者やタイのことをあまりよく知らない人は本当にそれを満額で受け止めて、「タイ人はいい人!」などといいますが、本当にそうなのでしょうかという疑問から、タイ人の本当の部分を炙り出しています。本気でタ

連続投稿500日達成!

 この投稿で連続投稿が500日を達成した。2020年1月1日から始めて、いろいろと書いてきた。2年連続かあるいは600日とか700日というところで区切ってもよかったけれど、だんだん日本滞在が長くなってきて、ネタ切れとボク自身の精神的な疲れが出てきたので、500日でいったん連続投稿の縛りから解き放たれてみてもいいのかなと思い。  今後はアクセスのよかった内容などをいろいろ考えて、今以上にしっかりと取材や考察をした記事をアップしていきたいと思う。そうなると必然的にアップは不定期

バイクで東南アジア横断したい

 今一番したいことをあれこれ考えてみたら、バイクで東南アジアを一気に走ることかなと。タイは10年くらい前から大型バイクも手に入るようになった。それ以前はほとんど見かけなかったが、ホンダが大型バイク専門店を出すなど、金さえあれば容易に乗ることができるようになった。ま、金さえあればの夢の話なんだが。  以前は車でもいいかなと思っていた。こういう時世であり、暇なのもあって、本気で走ろうと考えてみた。すると、車だとどうかなという気がしてきた。実際、平日は子どもの学校の送迎にも使って

2006年にタイ人と結婚したときは今より手続きが面倒だった

 タイ人と結婚した。2006年5月のことだ。ただ、海外在住で現地にて婚姻手続きを始めると日本で婚姻が成立した日がよくわからない(もしかしたら戸籍などを見れば受理日が記載されているのかもしれないが、手元にないのでわからない)。というのは、タイの場合は在タイ日本大使館に婚姻届けを最後に出し、大使館が代わりに日本のしかるべき役所へ郵送してくれるので、受理日は大使館ではわからないからだ。そのため、ボクら夫婦はタイで成立した5月2日を結婚した日としている。  2006年というと今から

百聞は一見にしかず

 数年前に韓国の軍艦が自衛隊の航空機にレーザー照射して国際問題になったとき、ネットのニュースなどでは日韓の関係が非常に悪くなったという記事が多かったので、日韓は危機的状況なのかと思っていた。しかし、日本滞在時に用事があって新大久保に行ったら、韓国のバラエティー番組と思しき取材班や無名の韓国アイドルが宣伝活動を普通にしていた。全然報道と違うじゃないかと思ったものだ。  日本にいないので、日本の情報は基本的にネットからしか得られない。タイにいるときには日本から来る人と話す機会は

ビールと女は地元がいい

 ボクのしょうもない持論に「ビールと女は地元がいい」というのがある。女性はタイにいればタイ人がやっぱり美しい。絶対数が違うというのもあるでしょう。ベトナムに行けばベトナムが、台湾なら台湾、そして日本なら日本人女性が一番輝いている。そんな気がする。  アルコール類もそう。特に鮮度と繊細な輸送が必須なビールはこれに当てはまる。どんなにおいしいビールも海外に行けば、当地のビールには負けるのだ。  このビールに関してはボクの体験から思ったことである。2002年に移住したのちも様々

怪談トークイベントを見学して

 今朝、東京に帰ってきた。昨晩、大阪を出発して、朝7時くらいに東京近辺に着いた感じで。往復すべての行程をモノガタリの木村さんが運転したので、移動はそれほど疲れず。  昨日28日はボクの出番はなかったけれども、3公演を全部見学させてもらった。1部は怪談師・田中俊行さんのワンマンショー、2部は27日にボクが出た3部で共演した怪談師・村上ロックさんと田中さんの、3部はロックさんのワンマンショーだった。  昨日も思ったが、こういうトークイベントというのがあって、それを観に来る人が

トークイベントというカルチャー

 先日告知した大阪のイベントに出演させてもらった。会場はなんば? 千日前っていうのかな? 若者が多いエリアで、ボクの印象では下北沢みたいな場所だった。  大阪って道が広い。ビルも新しいし、中国とか外国的な雰囲気を感じた。東京より住みやすそうな感じ。  会場が入ってるビルはほかにもイベントができるバーとかがあって、トークイベントというカルチャーが成立する場所だった。東京もそうだけれど、こういうイベントをやろうという人がいて、それをわざわざ時間を割いて金を払って観に来てくれる

取材申し込みをしたら「●●●で送ってもらわないと困る」と言われた@2019年

 タイに来たきっかけは報徳堂の活動を見たいという衝動だった。でも、当時はタイ語ができず、そもそも海外旅行も初めてだったので、辿り着くことができなかった。その代わり、カオサンの近くにあったシリラート病院の通称「死体博物館」に通った。今でこそ有料の資料館になっているが、当時は完全無料というか、博物館としての状態ではなかった。  今のシリラート病院はこんな感じで、タイで最も大きくて設備の整った国立総合病院になっている。以前はこんなにたくさん建物がなく、そこらへんにある病院と雰囲気

経歴とか経験は盛っていった方がいい

 たぶん日本人だけが経歴とか経験に対して1ミリも盛ることを許さない国民性なのではないかと思う。タイ人はちょっとでもやったことがあればそれを経験として豪語する。このあたりが、日本だと行き詰ってしまうことがよくあり、タイはなんとかやっていける寛容さというか、気楽さがあることに繋がるのかなと思う。  画像は2010年のものだ。このころはまだボクはギリ会社員であった。そのころは人が入ってもすぐに辞めていってしまうので、常に新しい現地採用者を面接しているような状況だった。ボクとしては

日本のタイ料理店にはなかなか行けない

 初訪タイ後の1999年春、渋谷のタイ料理店でバイトをしていた。そこでタイ語をいろいろと憶え、東京に住むタイ人の生活などを見せてもらった。当時は東京でもタイ料理店はあまり多くなかったと思う。だから、タイ料理フリークは東京のタイ料理店すべてを網羅しているなんて驚くべきことではなかった。すごい人は厨房のタイ人の名前まで把握していたほどで、業界としての規模が当時はそれほど大きくなかった。  近年はナンプラー、パクチー、ガパオなどタイ語名がそのまま通じるようになったほどタイ料理が定

ちょうど10年が経った=ライター専業になって10年

 2011年2月に彩図社より、皿井タレーさんとの共著で「バンコク 裏の歩き方」が出版された。これがボクにとって初めての書籍で、これによってライターデビューということにしている。今月でちょうど10年だ。  若いときから書く仕事への憧れがあり、いつかライターとして生活できたらと思っていた。タイへの完全移住は2002年からで、2004年12月から華僑報徳善堂のボランティアに入った。タイに来た動機は、死体写真家の釣崎清隆先生が「死体を見るならタイに行け」と書いているのを真に受けての