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ジェレミー・シーゲル教授のバブルに対する見解


こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。
経済指標の悪化を受け、市場のバブル懸念が強まるなどの報道も出ています。しかし著名投資家でありペンシルベニア大学教授のジェレミー・シーゲル氏は、バブルの存在を否定しているわけではありませんが、現在の状況は過去のバブルとは異なるいくつかの点があると指摘しています。

それではどうぞ!


1. バブルの定義

シーゲル氏は、バブルを「経済の基礎的価値から大きく乖離した価格上昇」と定義しています。現在の株価は確かに高い水準にありますが、企業業績の成長や金利環境などを考慮すると、必ずしもバブルとは言えないと考えられます。

2. 過去のバブルとの比較

2000年代前半のITバブルや2000年代後半の住宅バブルとは異なり、現在の市場は幅広い業種にわたって上昇しており、特定のセクターだけに集中した過熱感は今の所ありません。

確かにS&P500が高値をどんどん更新をしていることからもセクター毎も上がっているのでしょう。牽引はAI関連ですが。

https://www.marketinout.com/chart/market.php?breadth=advance-decline-line より

3. 金利環境

現在の金利は過去と比較すると低水準であり、投資家にとって株式投資の魅力は依然として高いと言えるでしょう。

4. インフレについて

インフレ率の上昇は懸念材料ですが、シーゲル氏はインフレは一時的な現象であり、長期的な経済成長にはプラスになると考えています。

5. 投資戦略

シーゲル氏は、長期的な視点に立って、個別株や債券など、幅広い資産に分散投資を行うことを推奨しています。

結論

シーゲル氏は、現在の市場はバブルではないと考えていますが、経済指標の悪化など、リスクには注意が必要であると指摘しています。


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