見出し画像

株を持つもの、持たざる者に格差はあるのか、統計でみる日本の所得格差について。

はじめに

皆様こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。

近年、株を持つ人々と持たない人々の間で格差が広がっており、一部では今後も広がると言われています。この格差は、現代社会における重要な課題で。もしこのまま放置すれば、経済成長は停滞、社会の不安定化、政治的な対立など、様々な問題を引き起こす可能性もあるでしょう。

この「所得格差」という言葉。
近年、ニュースやテレビで頻繁に取り上げられるようになり、社会問題として注目されています。今回は株を持つ者、持たない者で格差がどうなるのか?また、格差指標がどのように算出されているか基本を学びます。
それではどうぞ!



株を持つもの、持たざる者の格差

近年、株を持つ人々と持たない人々の間で格差が広がっていると言われています。これは、主に以下の2つの理由があるようです。

1. 株価上昇による資産格差の拡大

世界的な株価上昇により、株を持っている人々の資産は大きく増加しています。一方、株を持っていない人々は、この恩恵を受けることは難しいでしょう。

2. 投資リターンの格差

株価上昇に加え、投資家向けの税制優遇制度や金融商品の進化により、投資の知識や経験を持つ人々は、より高いリターンを得られるようになっています。一方、投資に関する知識や経験が少ない人々は、高いリターンを得ることが難しくなっています。
新NISAやってますか?

株を持つもの、持たざる者の格差拡大がもたらす問題

この格差拡大ですが、以下の問題を引き起こす可能性があります。

  • 経済成長の停滞

  • 社会の不安定化

  • 政治的な対立の激化

格差拡大を抑制するための対策

対策はそこそこ議論されているようです

  • 投資教育の推進

  • 資産課税の強化

  • 最低賃金の引き上げ

などですが、抜本的にはなんか程遠いような気がしますね。

統計で見る所得格差


でも、この所得格差をどのように測るのでしょうか?
統計学では、ジニ係数という指標を用いています。
ジニ係数は、0から1までの値をとり、0に近いほど所得が均等に分配されていることを示し、1に近いほど格差が大きいことを示します。

当初所得と再配分所得


所得格差を分析する際には、当初所得再配分所得という2つの指標を比較することが重要です。

  • 当初所得:税金や社会保険料を支払う前の所得

  • 再配分所得:税金や社会保険料を支払い、社会保障給付を受け取った後の所得

日本のジニ係数は?

厚生労働省の調査によると、2023年の日本のジニ係数は以下のようになっています。

  • 当初所得: 0.570

  • 再配分所得: 0.381

この結果から、税金や社会保障制度によって、所得格差はある程度是正されていることがわかります。しかし、再配分後でもジニ係数は0.381と依然として高い水準であり、所得格差が依然として大きな課題であることがわかります。

総括

以上から考えれる課題は、株を持つものと持たざる者の格差は、現代社会における重要な課題であり、放置すれば、経済成長の停滞、社会の不安定化、政治的な対立など、様々な問題を引き起こす可能性があります。

  • 1. 投資教育の推進:投資に関する知識や経験を広く普及させることで、多くの人が投資の恩恵を受けられるようにする必要があります。

  • 2. 資産課税の強化:累進課税制度の強化や相続税の増税などを通じて、富の再分配を促進する必要があります。

  • 3. 最低賃金の引き上げ:低所得者層の生活水準を向上させることで、格差の縮小に貢献する必要があります。

最後に

株を持つものと持たざる者の格差は、一朝一夕で解決できる問題ではありません。しかし、持続可能な社会を実現するためには、この格差を縮小していくことが不可欠です。投資活動がその格差是正の一役を兼ねています。
少しでも正しい投資を行うことで、人生の豊かさが広がることを願います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?