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米国雇用統計:景気と株価の羅針盤と最新情報


こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。
米国雇用統計は、米国の雇用・失業状況を詳細に示す経済指標であり、景気判断や金融政策、そして株価に大きな影響を与えるため、投資家や経済関係者にとってなくてはならない情報となっています。

このブログでは、米国雇用統計の重要性、注目すべき指標、最新情報、そしてブログで更に理解を深めるための情報源などを簡単に解説していきます。
それではどうぞ!



1. 米国雇用統計とは?

米国雇用統計は、米国労働省労働統計局(BLS)が毎月発表する統計で、非農業部門の就業者数、失業率、平均賃金など、米国の雇用状況を包括的に把握できる指標が網羅されています。

1.1 注目すべき指標

  • 非農業部門雇用者数: 前月比の増減が注目され、景気動向を最も端的に示す指標とされています。増加すれば景気回復、減少すれば景気後退の兆候と判断されます。

  • 失業率: 労働力人口のうち、失業者(仕事を探している人)の割合です。低水準であれば雇用状況が良好高水準であれば景気悪化の懸念が高まります。

  • 平均賃金: 前月比の上昇率が注目され、労働者の所得水準や消費動向を反映します。上昇すれば、消費拡大による景気回復期待が高まります。

1.2 1年推移と、2024年5月3日の最新情報
この1年ほどの推移は以下の画像

みんかぶより:https://fx.minkabu.jp/indicators/US-NFP


2024/05/03最新情報

非農業部門雇用者数・前月比
予想 24.0万人
結果 17.5万人
前回 30.3万人

失業率
予想 3.8%
結果 3.9%
前回 3.8%

平均時給・前月比
予想 0.3% 
結果 0.2% 
前回 0.3% 

平均時給・前年比
予想 4.1%
結果 3.9%
前回 4.1%

以上です。

2. 米国雇用統計が重要な理由

米国雇用統計は、以下の理由から重要です。

  • 景気判断の羅針盤: 雇用者数の増減は、経済活動の活発さを示す指標として重要です。景気回復・後退の判断に広く利用されています。

  • 金融政策への影響: FRBは、金融政策を決定する際に、雇用統計をはじめとする経済指標を参考にしています。金利引き上げ・引き下げなどの判断材料となります。

  • 株価への影響: 投資家心理に影響を与え、株価の変動要因となります。雇用状況が良好であれば、株価上昇につながる可能性があります。

最後に

米国雇用統計は、景気や株価を判断する上で重要な指標の一つですが、単独で過度に分析することは避け、他の指標や市場環境も総合的に考慮する必要があります


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