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2023年J1第30節ヴィッセル神戸vs鹿島アントラーズ@国立競技場

10月21日は第30節ヴィッセル神戸戦が国立競技場で行われました。

結果は1−3で敗戦です。

3週間の中断期間を経て十分な調整をし臨んだ一戦でした。

しかし首位のチームに完敗です。

まずは神戸戦を振り返りたいと思います。

スターティングメンバーは以下の11人でした。


GK29 早川 友基
DF22 広瀬 陸斗
DF55 植田 直通
DF5  関川 郁万
DF2  安西 幸輝
MF25 佐野 海舟
MF21 ディエゴ ピトゥカ
MF14 樋口 雄太
MF15 藤井 智也
FW10 荒木遼太郎
FW40 鈴木 優磨

荒木は7月1日の第19節京都サンガF.C.戦以来のスタメンです。

4-2-3-1のフォーメーションで神戸に挑みます。

交代
後半0分
関川 郁万→昌子 源
関川は大迫の巧みなポストプレーに苦戦します。
さらに神戸の連動する攻撃を抑えきれずに前半で交代です。
後半頭から昌子を投入し後方から落ち着かせようとします。
しかしなかなかうまくはいきませんでした。

後半0分
広瀬 陸斗→松村 優太
広瀬は失点に関与してしまい前半で交代です。
守備に追われる時間が多くなってしまいました。
そして得点が欲しい後半に松村を投入します。
松村は一矢を報いるゴールを決めてくれました。

後半0分
藤井 智也→仲間 隼斗
藤井はプレーエリアが低くスピードを活かしきれません。
悔しい45分間となりました。
仲間はハードワークで逆襲に貢献します。
前後半逆の起用でもよかったかもしれません。

後半23分
荒木 遼太郎→垣田 裕暉
荒木は久しぶりの先発起用に応えたように思います。
これまでにない走って戦う姿勢を見せてくれました。
今後どのような起用になるか楽しみです。
垣田は前線でボールを収めることができるため長いボールも使っていきたいです。

後半31分
樋口 雄太→柴崎 岳
樋口は後半からボランチで存在感を出します。
植田へのいいクロスもありました。
柴崎は短い時間でアシストを記録します。
ただ終盤に左ハムストリング筋を損傷し今季絶望となります。

ハイライトは以下の通りです。

前半16分(0-1)
井出遥也が左サイドで佐野との1対1を仕掛けます。
2度切り返しうまく佐野を交わし左足でクロスを入れます。
ゴール前で佐々木大樹が頭で合わせネットを揺らしました。
CBの頭を越され安西が完全に置き去りにされており残念な失点です。

前半45分(0-2)
山口蛍の中央からのロングパスが左サイドの武藤嘉紀に通ります。
ややトラップが流れますがボールを残されました。
そして広瀬と対峙しながらアウトサイドで浮き球のクロスを上げます。
大迫勇也が潰れますがファーサイドから走り込んだ井出が頭で合わせてネットを揺らしました。
またしても鹿島の右サイドを崩されています。

後半13分
ようやく鹿島にチャンスが訪れます。
右サイドから樋口の精度の高いクロスが上がります。
CKで前線に残っていた植田がヘディングで叩きつけました。
しかしGK前川黛也に横っ飛びで止められてしまいます。

後半16分
左CKから扇原貴宏がアウトスイングのボールを蹴り込みます。
これを跳ね返しますがそのボールを酒井高徳がダイレクトシュートを放ちネットを揺らします。
ゴール前で大迫が触れてわずかに軌道を変えていたためオフサイドとなり助かりました。

後半30分
右サイドを松村がドリブルで駆け上がります。
そしてスピードに乗りながらファーサイドにクロスを上げます。
優磨がトラップし右足で狙いすましたシュートを打ちますがバーを越えていきました。

後半33分
またしても松村が右サイドでボールを受けます。
そして中でフリーの優磨へクロスを入れました。
優磨は左足でダイレクトボレーを打ちますがGK正面でした。

後半38分(0-3)
右CKを扇原がインスイングのボールを蹴り込みます。
ニアでジェアン パトリッキがヘディングシュートを放つも左ポストに当たりました。
この跳ね返りのボールを佐々木が右足でダイレクトで蹴り込みます。
これがネットを揺らし決定的な失点となりました。

後半46分(1-3)
柴崎からの縦パスがバイタルエリアの松村に入ります。
松村は右サイドからカットインして思い切りよく左足でシュートを打ちました。
うまく相手DFをすり抜けゴール左に突き刺さります。
松村は今季リーグ戦初ゴールです。


神戸相手に1点を返すのが精一杯でした。

神戸にはリーグ前半戦で1-5と大敗しています。

鹿島の意地を見せたかったですが首位相手に全く歯が立ちませんでした。

丁寧なビルドアップからゲームを作ろうとする姿勢は感じました。

しかしこのタイミングでスタイルを変えてきたことには疑問です。

4月末から調子を上げてきた時は相手にボールを持たせて守備をベースに戦っていました。

中断期間が長かったとはいえ戦い方の変更は今だったのでしょうか。

岩政大樹監督になり1年以上が経ちましたが明確なスタイルが確立されていません。

特に攻撃のチャンス構築力が乏しいです。

そのためシュート数が少なく得点数が伸びてきません。

今節の敗戦によりリーグ優勝の可能性が消滅しました。

7年連続で国内タイトル無冠という由々しき事態です。

今季のリーグ戦は残り4試合となりました。

最後は未来に意味を持つ試合を見せてもらいたいです。

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