開幕スタメンはどうなるのか【宮崎キャンプトレーニングマッチ3試合を終えて】

鹿島アントラーズは恒例となったシーズン前の宮崎キャンプが終了しました。

今年は1月23日～2月3日まで行われていました。

ランコ ポポヴィッチ新監督になり選手たちも新たな気持ちで臨んだキャンプだったと思います。

早く監督のやりたいサッカーを体現してもらいたいです。

そしてキャンプ中には同じ宮崎でキャンプを行っていたJクラブとトレーニングマッチを3試合しています。

公式YouTubeでは短い時間ながらもプレーを目にすることができました。

ここで各トレーニングマッチの1本目のスタメンと試合を振り返ってみます。

1月27日　テゲバジャーロ宮崎
（45分×2本、30分×1本）
2-1
1本目　0-0
2本目　1-1　ギリェルメ パレジ
3本目　1-0　徳田 誉

GK1　 早川 友基
DF32　濃野 公人
DF55　植田 直通
DF5　 関川 郁万
DF2　 安西 幸輝
MF10　柴崎 岳
MF14　樋口 雄太
MF15　藤井 智也
MF8 　 土居 聖真
MF33　仲間 隼斗
FW40　鈴木 優磨

キャンプ初の実戦形式はキャンプ地のクラブであるテゲバジャーロとの対戦でした。
1本目ではリーグ開幕戦で起用されそうなスタメンで臨みます。
相手GKのファインセーブやポストに嫌われるシーンがあり得点を挙げることはできません。
しかし球際の強さやスピードあるプレーが多くみられます。
その中で柴崎が怪我をしてしまったようです。
今季は背番号10を任されており、キャプテンにも就任しています。
柴崎の出来が鹿島の命運を握りますので早期復帰を願っています。
そして新加入のパレジはいきなり得点を挙げました。
知念のクロスをタイミングをずらしてネットを揺らします。
ゴール前で冷静さが光ったシーンでした。

1月30日　徳島ヴォルティス
（45分×2本、30分×1本）
3-1
1本目　1-0　鈴木 優磨
2本目　1-1　徳田 誉
3本目　1-0　徳田 誉

GK31　山田 大樹
DF16　須貝 英大
DF55　植田 直通
DF5　 関川 郁万
DF26　須藤 直輝
MF13　知念 慶
MF14　樋口 雄太
MF77　ギリェルメ パレジ
MF8 　 土居 聖真
MF33　仲間 隼斗
FW40　鈴木 優磨

須藤が左サイドバック、知念がボランチでテストされます。
監督も選手の能力を最大限発揮するよう見極めようとしています。
知念は攻撃の選手のため前線に飛び出すプレーが多く感じました。
須藤も新たなポジションでレギュラー取りに燃えていました。
その中で最もアピールに成功したのは徳田誉です。
2本目では打点の高いヘディング、3本目では鋭いミドルシュートでネットを揺らします。
残念ながらこの試合で優磨と植田が負傷してしまいました。
特に優磨は右頬骨骨折で全治約5週間と発表されています。
開幕から2，3試合は出場できないでしょう。
替えが効かないエースの離脱は大きな痛手です。

2月2日　ヴァンフォーレ甲府
（45分×2本、30分×1本）
0-2
1本目　0-0
2本目　0-2
3本目　0-0

GK1　 早川 友基
DF16　須貝 英大
DF39　津久井 佳祐
DF5　 関川 郁万
DF2　 安西 幸輝
MF13　知念 慶
MF30　名古 新太郎
MF15　藤井 智也
MF8 　 土居 聖真
MF77　ギリェルメ パレジ
FW41　徳田 誉

怪我人が出てしまっているためメンバーが変わってきています。
さらにこの試合で関川までも怪我をしたという情報が入ってきました。
軽症であることを祈るばかりです。
相変わらず球際は激しくスピードあるプレーが見られます。
サイドの藤井、パレジはカットインからのシュートが見られ鋭いシュートが枠に飛ぶようになると脅威になります。
また知念もボランチとして馴染んできました。
公式戦でも起用されるのか注目です。
徳田はゴールこそありませんでしたが前線で起点になっていました。
チャヴリッチのコンディション次第では開幕戦の出場もありそうです。

まだシーズン前なので結果は気にすることはありません。

重要なのは監督の目指すスタイルを選手が理解しプレーできるかです。

ポポヴィッチ監督は前線から積極的に守備を行い、組織的に攻撃を組み立てることを目標としているようです。

実際にボールを奪ってから縦に速く攻撃に迫力が出ているように感じました。

後は決め切る決定力が欲しいです。

ただ残念なのは怪我人が続出してしまったことです。

特に優磨の離脱は大きなマイナスとなりました。

スタートダッシュを狙うチームに暗雲が立ち込めています。

キャンプ中の1月29日にはアレクサンダル チャヴリッチの加入が発表されました。

U-19、U-21セルビア代表のFWとして優磨の穴を埋めてもらいたいです。

いよいよ残すは水戸ホーリーホックとのプレシーズンマッチのみとなりました。

ここ2年黒星を喫している相手に勝利をしたいです。

その試合で名古屋グランパスとの開幕戦のスタメンが見えてくると思います。

新戦力の融合、フォーメーションなど見どころの多い試合になりそうで楽しみです。