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JR全線完乗の旅/第40回長崎本線他/2017年11月23日

鳥栖お休み便。仕事で山陰と九州を行き来する運行はありますが、残念ながら週末にお休みとなるパターンはありません。しかし、週の半ばに祝日があるとお休み便が発生。今はハッピーマンデーが主流で、昨年と同様に今年も勤労感謝の日だけが唯一条件にかないます。今年も満を持して九州の旅に出発です。

■鳥栖駅/鹿児島本線813系

■鳥栖駅/鹿児島本線815系

■小長井駅/長崎本線817系

年に一度の九州なので、長崎県内を乗り尽くす壮大な計画を立てていました。しかし、たまたま昨日のスマホのニュースで、長崎県諫早市のフルーツバス停が「インスタ映え」で大評判との記事を発見。予定を全部すっ飛ばして、有明海の美しいJR長崎本線小長井駅に降り立ちました。

有明海の対岸には雲仙普賢岳が一望できます。線路に並走する国道207号線を長崎方面に10分程歩くと、見えてきました「ミカンのバス停」。

旧小長井町が地元特産品の果物を、20年ほど前にバス停の待合室にしました。全部で16基あり、SNSで新たに人気が出たので、お色直しを始めたそうです。

イチゴの中はこうなっています。

緑色のスイカのバス停にやって来た真っ赤な長崎県営バスに乗車し、長崎本線諫早駅に向かいました。バスは1時間に1本しかなく、フルーツバス停の写真を短時間に揃えるために、おっさん一人約3kmも歩いて写真をかき集めました。

長崎本線の喜々津駅と浦上駅の間は、明治時代に開業した大村湾沿いに走る旧線(長与経由)と、1972年に開通した新線(市布経由)に別れます。短絡するトンネルにより、所要時間が大幅に短縮されました。

■長崎本線長与経由(喜々津〜浦上)キハ66系

キハ66系は山陽新幹線の博多開業に先立って筑豊本線に導入された気動車です。2扉に転換クロスシートという斬新なレイアウトは、関西地区の新快速117系に継承されました。その当時からとても興味を持っていた車両です。

今は第二の人生で大村線・佐世保線・長崎本線で活躍中。旧線は単線非電化なので、同じく非電化の大村線から引き続き旧線に乗り入れて長崎に向かう運用が新しいお仕事の一つ。運良くリバイバルカラーの国鉄急行色に遭遇しました。

■長崎駅/長崎本線キハ66系

長崎駅に停車中のキハ66系は、現在のカラーリングである「快速シーサイドライナー」色でした。

長崎駅から路線バスに乗り約10分で長崎ロープウェイ淵神社駅へ。そして約5分の空中の旅で稲佐山山頂(333m)に到達します。

【画像は長崎ロープウェイHPより】

2011年にロープウェイや山頂の展望台はリニューアルされ、ゴンドラはフェラーリのデザインも手掛けた日本人デザイナーの制作。斬新なフォルムで360度のクリアーな視界が楽しめます。

展望台からは、長崎港や長崎市内が一望できます。折しも港には豪華客船が停泊している様子が見えました。

展望台も360度のパノラマを楽しむ事ができ、反対側の東シナ海に沈む夕日も捉えました。ワクワクしながら暗くなるのを待ちます。

やがて「1000万ドルの夜景」が目の前に広がりました。函館そして神戸と共に日本三大夜景となります。

乗り物好きなので、下山して豪華客船に接近。調べるとイタリア船籍の「コスタ・アトランティカ号」でした。全長は約300mもありワンフレームは無理。もはや真ん中の写真はホテルにしか見えません。

どのようなクルーズなのか、東南アジア系の若者が多数乗船していました。とても羨ましいです。

最後にご当地の長崎ちゃんぽんを食べて、新線経由の長崎本線の完乗を目指します。

■長崎本線(長崎〜鳥栖)787系

もう普通列車では鳥栖に戻れない時間で、特急かもめ52号に乗車しました。車両は元つばめの787系で、第二の人生として活躍中。

■長崎本線「特急かもめ」885系

お隣に停車中の「白いかもめ号」。特急かもめの車両運用は787系と885系が半々で担っているようで、今回果たせなかった佐世保線や大村線を乗車する際に乗ってみたいです。

長崎本線長与経由
(喜々津〜浦上)
23.5km
長崎本線
(長崎〜鳥栖)
125.3km
今回乗車 148.8km
【通算】 8459.8km

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