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JR全線完乗の旅/第44回東北本線他/2018年5月5日

藤沢お休み便。JR全線完乗の旅も4度目のGWとなります。今回は東北本線を北上。何度も普通列車で通過しているので見慣れた電車ばかりと思っていたら…。

■宇都宮駅/烏山線EV-E301系

宇都宮駅で妙な電車を発見。調べると、烏山線で2014年から運行を開始した一般型直流用蓄電池駆動電車とあります。得体の知れない名前の乗り物ですが…。

簡単に言えばパンタグラフからの電気で車載のリチウムイオン電池を充電。それでモーターを回すことで、非電化の烏山線を電車が走るというからくり。いずれ日光線とセットでの完乗を考えているので、乗車が楽しみになりました。

■黒磯駅/東北本線E531系

黒磯駅でも珍しい電車に遭遇。水戸線完乗時に初めて乗車した交直両用の車両です。2017年10月ダイヤ改正で、黒磯駅の交流と直流の切り替え方法が変更。その結果、従来の交流専用電車の乗り入れが不可となり、はるばる常磐線勝田区からやって来たE531系や気動車の受け持ちになったそうです。

■郡山駅/東北本線E721系

やっと見慣れた電車になりました。今日は東北本線をひたすら乗り続け、ゴールの盛岡駅までずっと列車に揺られる1日です。

■東北本線(仙台〜岩切)E721系

■東北本線利府支線(岩切〜利府)701系

小学生の頃から時刻表を見て不思議に思っていた利府支線。本線に乗り入れる利府始発の列車が多数あったので、子供心に大きな車庫でもあるのかなと思っていました。

【画像はJR東日本公式Twitterより】

岩切駅を出ると早速左手に広大な敷地が開け、多数の新幹線車両が休んでいます。JR東日本新幹線総合車両センターでした。あっけに取られて写真を撮ることも忘れてしまいました。

今や盲腸線の利府支線ですが、もともとはこちらが本家の東北本線。勾配がきつく新線に付け替えられ、昭和37年に利府以北は廃止されたそうです。新幹線の基地は東北新幹線開業と同時の開設になるので、小学生の推理が当たった訳ではありませんでした。

■東北本線(岩切〜小牛田)E721系

■小牛田駅/DE10

最近めっきり少なくなった国鉄型のディーゼル機関車。当駅から分岐する石巻線を貨物列車が運行しており、その入替作業に従事しているものと思われます。

■東北本線(小牛田〜一ノ関)701系

■東北本線(一ノ関〜盛岡)701系

東北地方ではお馴染みのE701系ですが、帯の色が青紫に変わりました。盛岡地区を走る車両のカラーです。仙台・山形地区が緑色で、秋田地区が赤紫色と色分けされています。

東北本線の盛岡以北は、2002年の東北新幹線八戸開業により第三セクター化され、IGRいわて銀河鉄道と青い森鉄道に経営移管されました。

私が小学生の頃の東北本線は、485系特急「ひばり」や583系特急「はつかり」「ゆうづる」等の全盛期。兵庫県に住む身では鉄道趣味誌で楽しむだけでしたが、やっと大学生の時に青春18きっぷで全線走破できました。それでも往年の特急陣への乗車は叶わず、本当に残念でなりません。

盛岡到着が夕方となり観光する時間は僅かでしたが、「岩手銀行赤レンガ館」(旧盛岡銀行本店)を訪問。設計は東京駅も手掛けた建築家辰野金吾によるもので、東京駅と同様に赤レンガの美しい建物は国の重要文化財に指定されています。

東北本線 北側
(仙台〜盛岡)
183.5km
東北本線 利府支線
(岩切〜利府)
4.2km
今回乗車 187.7km
【通算】 9176.2km

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