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JR全線完乗の旅/第28回久大本線他/2016年11月23日

鳥栖お休み便。JR全線完乗の旅ですが、念願の九州初上陸です。仕事ではもちろん九州と山陰を結ぶトラック運行はあるのですが、残念ながら週末の定期的なお休み便はありません。

しかし、勤労感謝の日がらみでお休み便が発生する事がわかり、大型配車氏に頼み込んで実現しました(公私混同)。鳥栖支店で早朝に荷卸しが終了すると、寝る間も惜しんで旅立ちました。

■鳥栖駅/鹿児島本線815系

奥の白い車両は長崎本線肥前鹿島行き817系、さらに奥には「白いかもめ」885系も見えます。JR九州独特のカラーリングに、九州上陸を実感しました。

■久留米駅/鹿児島本線813系

大きくなった全面の行先表示器に驚きました。

■久留米駅/久大本線キハ220系

JR九州の両運転台の新型気動車で、片運転台のキハ200系と共に非電化区間で活躍しています。新しい増備車両は、前述の813系と同様に行先表示器が大型化されていました。不格好ですがバス用のものを流用したそうで、お客様にとっては親切なサービスです。

■久留米駅「特急ゆふいんの森」キハ72系

私も久大本線を行くのですが、貧乏旅行のために豪華列車を涙をのんで先行させました。

■久大本線(久留米〜日田)キハ200系

新型の気動車に初乗りの久大本線。子供のようにワクワクしながら、久留米駅を出発しました。

■日田駅/日田彦山線キハ47系

■日田駅/久大本線キハ125系

日田駅の留置線に集うカラフルなJR九州の気動車群。

大分県に入り日田駅で1時間乗り継ぎ待ち。新しい駅の待合室は、さながら空港のVIPラウンジのように豪華で(利用した事はないのであくまでも想像ですが)、快適に過ごす事ができました。

天領として栄えた日田は、九州の小京都と呼ばれる歴史ある町並みが残っています。添乗で一度訪れただけなので、次回に日田彦山線と合わせてゆっくり観光したいと思います。

■久大本線(日田〜由布院)キハ200系

由布院駅で下車。駅は「由布院」で観光地は「湯布院」。元々は由布院町で1955年に湯平町と合併して湯布院町へ。今はさらに合併して由布市となりましたが、地域の呼び名として「湯布院」が残っているそうです。

由布院駅から町の中心部を抜けて、景色の良い大分川沿いを30分程歩くと、湯布院観光の一番の名所「金鱗湖」に到達します。

魚の鱗が夕日に輝く様を見て名付けられました。湖底から湧く温泉や流入する温泉水で冬でも水温が高く、秋から冬の早朝は朝霧が美しいそうです。湖畔の宿に泊まってみたい。

湖畔には天粗神社という小さなお社があり、水上の石造りの鳥居がとても素敵です。今年4月の熊本地震に続く大分の余震で被災するも、修復されて美しい姿を取り戻しています。同じく被災して不通となったお隣の豊肥本線も、1日も早い運転再開を望みます。

曇って見えなかった由布岳(1583m)が、その独特の山頂部をほんの一瞬だけ見せてくれました。豊後富士と呼ばれる山容と、火山の恵みである温泉施設の湯煙を見て、自然と足が湯布院温泉に向かいました。

ゆふいん山水館(建物の画像はHPより)で、前々回と同様に日帰り温泉を楽しみました。徹夜で観光しているので、温泉が疲れた身体を癒やしてくれます。

■久大本線(由布院〜大分)キハ125系

湯布院温泉の発展は比較的新しいそうで、多くの外国人観光客を含む旅行者でごった返していました。新しい観光施設も増えていて、まだまだ脚光を浴びそうな勢いです。

せっかく九州に来たので、大分駅での僅かな乗り換え時間、駅ビルの博多ラーメン屋さんに飛び込みました。

■大分駅「特急ソニック」883系

■日豊本線(大分〜中津)815系

■日豊本線(中津〜小倉)415系1500番台

JR九州の車両の中では残り少なくなった旧国鉄型車両も、まだまだ頑張って走っています。

久大本線
(久留米〜大分)
141.5km
日豊本線 北側
(大分〜小倉)
132.9km
今回乗車 274.4km
【通算】 5595.5km

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