円グラフのデメリットとは?正しい使い方を解説!

こんにちは!このnoteはTableauを学ぶ学生の備忘録です。

はじめに

さて、皆さん円グラフを見たことあるいは作成したことはありますか?円グラフはあらゆる場面でよく使われるビジュアライゼーションの一つですよね!

ただ、そんな円グラフも特徴を理解して使わないと意図したメッセージが相手に的確に伝わらないことになってしまうかもしれません。

今回はそんな円グラフについて特徴についてまとめてみたいと思います。


円グラフの使用例

まずは、円グラフの使用例をいくつか見てみましょう。

円グラフの例1

このくらいであれば、家具、事務用品、家電の売上の割合がおおむね把握できると思います。

次の円グラフはどうでしょう?

円グラフの例2

項目が多いうえに順番もバラバラなので、結局カテゴリ名と数字を頼りにデータを把握することになってしまいますよね。これはあまりよくない例と言えます。

人が一度に瞬時に認識できる色の数は5個前後と言われています。円グラフを作る際の項目数は最大でも5個前後にしましょう。

次の円グラフはどうでしょうか?

円グラフの例3

これもパッと見よさそうですが、コピー機と電話機どっちが大きいの?というのが一目ではなかなかわかりづらいですよね。せめて上の2つのようにデータがラベリングされていればわかるのですが、、


円グラフのよくない点

先ほどの具体例で円グラフのよくない点がいくつか見つかりましたね。

では、円グラフはなぜよくないのか。理由をまとめるとこんな感じです。

・比較する際の材料が角度になってしまい比較が困難

・隣り合っているものしか比較できない

・色を使わないと表現できない

・情報量に対してスペースを多くとってしまう

・数が多いものを比較することができない


円グラフの理想的な使い方

では、円グラフのよくない点がわかったのですが、今日から円グラフを使うのはやめようと言うのはちょっと待ってください!

円グラフも正しい使い方をすれば、相手にメッセージを伝える重要なビジュアライゼーションとなります。では、どのように円グラフを活用すればよいのでしょうか?

円グラフを使用する際の注意点をまとめました。

・項目は多くても5個前後

・割合や数値をラベルとして表示する

・単体ではなくマップなどと合わせてビジュアライズすることでより伝わりやすい

例えばこんな感じで組み合わせるとよりわかりやすいですよね。

円グラフ例4

みなさんも円グラフを作成しようとしている際は以上のことに注意してみてください。


おわりに

さて、今回は円グラフに焦点を当てて、その特徴を見ていきました。円グラフは頻繁に使われるグラフの中でも使い方を間違えると、グラフを通じて相手に伝えたいことが伝わらなくなってしまう場合があります。

円グラフを作成する際はぜひ上記のポイントに注意してみてください。


※データはサンプル - スーパーストアを使用しました。

※Tableauのバージョンは2020.2.2です。


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