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良い準備が良い仕事を産む

ドングリFMで会話されていた「仕事中の画面を公開したら面白いんじゃないか」という話について。

IT業界には「再鑑」と呼ばれる仕事がある。
いわゆるダブルチェックのことだ。
システムの構築や設定作業をするときに、作業者の画面を再鑑者が横で見ながらミスがないかチェックする。

「見てるだけ」と言ってしまえば非常に退屈な仕事なわけであるが、実は、これがとても勉強になる。
というか、若手の頃にどれだけ先輩の再鑑を担当できるかで、自分が作業者になったときの効率やスピードが決まると言っても過言ではないと思う。

僕がお世話になった先輩に、Sさんという方がいる。
Sさんの作業を再鑑するのは勉強になることばかりだった。

Sさんは作業がとにかく速い。
ありとあらゆるショートカットを使いこなし、次々と操作をしてコマンドを入力していく。
正直、速すぎて僕は再鑑の役割を果たせていなかったように思う。

初めて再鑑をしたときはショートカットを盗もうと必死だったのだけども、何度か作業を見るうちに、その速さに別の理由があることに気がついた。
Sさんの速さの秘密は「準備」だった。

作業の開始前にできることはすべてやってあって、作業中に無駄が一切ない。
ファイルの配置や事前の接続確認はもちろん、手順書はコマンドをコピーしやすいように書いてある。
故にイレギュラーやトラブルは滅多になく、ヒューマンエラーのリスクも最小限なのである。

以来、僕は「良い準備が良い仕事を産む」と信じて今まで働いてきている。
最初の話に戻ると、誰かの仕事中の画面を覗けるというのは実に有益で、エンタメとしてだけではなく、業界や会社の資産にもなるんじゃないかなあと、そんな風に思った次第です。

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1993年生まれ。 できごと と 考えたこと を書き留めます。 趣味はサッカーとテレビ東京。