もう一つの中間報告と話し手としての自省

先週は発熱で更新できず、今週は腹痛で更新が遅れてしまった。
自分で決めた週一更新を守れないのは悔しいが体調優先で。
ちなみに今回の腹痛、人生でもTOP3に入るレベルの腹痛だった。今までどれだけ活動がしんどくても「日本に帰りたい」とまでは思ったことがなかったのだが、初めて「日本に帰りたい」という言葉が一瞬頭を通り過ぎた気がした。


もう一つの中間報告

9月14日、もう一つの中間報告会があった。
2023年度1次隊の二本松訓練所の中間報告会だ。
同期と協力隊転職ナビさんで企画したらしく、訓練所時代に同じ班だったメンバーから発表者10人のうちの一人としてお誘いを受けた。そして二つ返事で承諾した次第だ。


会について

とても素敵な会であったと感じている。
訓練所時代は、皆がいずれ各国に派遣されるのだろうということはわかってはいるものの、結局その瞬間を過ごすのは日本であって、二本松であって、訓練所なのだ。
ただ中間報告の時は皆、各国ばらばらの場所にいて、それぞれの生活があって、それぞれの活動がある。それを協力隊の同期という一つの共通項だけで繋がることができ、話すことができ、共有することができる。
なんと貴重な機会であったことか。


話し手として

ここまで2回の中間報告をしたことになる。
人前で話すということは一定の緊張感を得られる。こういう場面でしか得られない栄養がある。定期的に緊張感がある人生じゃないと急速に老いて枯れてしまいそうになる。そんな感覚に陥ることがある。
ただ、自分の栄養補給のために周囲を振り回してはいけない。
内容も伴って、参加した人の心に何かをひっかけなければならない。

内容について

ここまでモンゴル事務所と同期隊員と、合わせて2回の発表の機会をもらった。
割と共通して聞かれる感想が
「大変そう」「苦しさが伝わる」
確かに活動は大変だ。そして苦労を共有して解決策を皆で考えるのは報告会という場の有効的な使い方かもしれない。
でも苦労しか伝わらなかったのであれば惜しい話だ。協力隊の活動は大変なことが多いのは普通なのだから。

努力はしたつもりだった。小ネタを入れたり、話し方で少し遊んでみたり、良かったこともしっかりと書いてみたり、これからやりたいことも載せてみた。明るく振舞ったり、希望の物語も書きたかった。伝わりきらなかった部分があるなら話し手の質や構成の問題だ。
ちなみにこの明るい部分や希望の部分に触れた感想を言ってくれた方が数人いる。今回の感想を聞く中で特に嬉しかった感想たちだ。

まあでもここまで言っておいてアレなんだが、それでも良かったんじゃないかとも思っている。
2年活動し終えた最後の発表で皆に伝わる希望の物語が描ければ、それはそれで奇麗なのかもしれない。
美しいフィナーレのための前振りにはちょうど良い発表だったと、今はそう考えておこう。
まあ、単純に言えば最終報告会をやるならリベンジを希望します!ということである。


訓練所同期の発表の際の失敗について

これは完全なるミスなのだが、画面共有した瞬間にスライドが落ちた。
復旧に7分がかかってしまい、持ち時間15分で発表が終わりきらずに質疑応答や意見交換の時間が取れなくなってしまった。
発表者が司会兼任であったためスライドが復旧するまで自分で場を繋ぐべきだったし、最後のスライドには問題提起を載せていたので、発表前に問題提起から話して時間を繋いでも良かったのかもしれない。
もし参加してくれた人でこのnoteを読んでくれている人がいるのならば、この場を借りて謝りたいと思います。申し訳ありませんでした。


謝辞

今回の訓練所の中間報告会は同期の2人と協力隊転職ナビさんが協力して作ってくださった会でした。
とても素敵な会だと思いましたし、発表者のオファーをくれたこと、とても感謝しています。
訓練所で(コロナ感染1期生であること以外で)特段目立つ人間ではなかったであろう笹原に対してオファーをくれたのは、会を作った2人が偶然同じ生活班だったからかな、と思っています。こんな幸運とも言える人間関係に恵まれ、今回のような機会をもらえたこと、そして会に参加して話を聞いてくださった皆様に心から感謝を申し上げて、今回の締めの言葉に代えようと思います。
ありがとうございました。

一応伝統衣装、着ております。

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