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学ぶ時は原理原則を探そう

こんにちは。隆之です。
明けましておめでとうございます。

今日は僕が学習する時に大切にしているポイントをお伝えできたらと思います。あまり賢い人間ではないですが、お役に立てれば幸いです。

原理原則、規則性を見つけよう

原理原則や規則性を理解することは、知識の吸収を劇的に速め、応用力を高めます。

私たちが日々直面する情報は数え切れないほどの量です。まさに情報の海。これらの情報を一つ一つ覚えることは非常に大変で効率が悪いですよね。
しかし、その背後にある規則性や考えの根幹を把握することで、情報の本質を捉え、記憶から理解に変えていく事ができます。
そして、それは応用力にかわります。

環境の法律と健康の法律の共通点。

例えば、法律を考えてみましょう。数多くの法律条文を暗記するのではなく、法の基本原則を理解することで、さまざまな状況に適応する法的思考が身につきます。

例えば、環境問題に関する法令があります。
この法令は地球を少しも汚してはならないとは言っていません。
私たちの生活を豊かにしつつ環境を守る事が目的です。

では、森林の伐採は悪なのか?

地球にも自然治癒力があると言うことが法令の中に前提としてあります。地球の自然治癒力を超えない範囲であれば地球の環境は悪くなりません。限度を超えていなければ悪ではないのです。ここを理解した上で学んでいくと、なるほどね、確かに予測までできてきます。

では健康に関する事はどうでしょうか?
人間の身体にも当然自然治癒力があります。
化学物質は悪なのでしょうか?
化学物質とはこの世の中のものすべてを指します。元素や、元素の化合物です。

水も化学物質です。水素と酸素の化合物です。
水も短時間に過剰に摂取すると水中毒を引き起こします。砂糖や塩だっておなじです。

化学物質は体内に呼吸や接触など色々な形で私たちの体に入ってきます。
接触し、吸収され、血液と一緒に身体の中を循環します。そして特定の臓器(標的臓器と言います)に蓄積し、同時に身体の外に汗や尿などと一緒に排泄されます。

これも同じ考え方ですね。蓄積の量と排泄の量のバランスです。そのために吸収する事をどの程度抑えるのかがポイントになるわけです。

ここまでわかれば学習の効率が大幅に向上し、新しい情報への適応もスムーズになります。
特筆すべきポイントだけ覚えれば良くなります。

私の経験

原発の安全管理に関わる機械装置の製作の仕事依頼が以前ありました。
当然ながら、放射能の特性とその扱い方を理解することが重要でした。放射能は目に見えない小さな粉のような存在だとその時知りました。風が吹けば吹き散らかされてしまうのです。

だから、掃除機みたいなもので吸い込んだりしながら作業するなど適切な管理が必要である。

対策の考え方は、隔離、遠隔操作による無人化などで危険なものから人を切り離すことが最優先。次に作業する環境、そして最後に保護具でした。

この時の記憶が役に立ちました。

最近、特定化学物質の取扱い責任者の講習をうけてきました。
溶接作業時に発生する溶接ヒュームの取り扱いにこの講習の修了証が必要だったからです。

溶接ヒュームの取扱いの考え方は、放射性物質とほぼ同じ考え方だったので理解はすごく楽でした。溶接ヒュームも同じく細かな粉のような物質で、扱い方が非常ににている。
掃除に使うウェス(雑巾)も汚染されます。
掃き掃除をすると舞い散ってしまう。だから水拭きが必要。汚染されたウェスは密閉した容器に入れて有害物質として処分。当然、考え方の基本は作業環境を整える事が最優先で、保護具は最後の砦。

このように、異なる物でも共通する原理原則や考えの規則性を発見することで覚える部分が劇的に減ります。

講習での授業は細かな文脈を記憶する必要がなくなり、理解の確認と実務上のギャップを考える時間にかわります。

講習中に社内の課題や対策を考えて、帰りに講師の方に実務の改善の相談させていただく事もできました。

考え方の規則性を発見できたおかげで、知識の吸収する量や、効率が格段に増えたと実感しています。

結論

原理原則を理解することで、知識の吸収速度が格段に速くなり、多様な状況での応用が可能になります。この気付きが得られた時から物事を多元的に、もしくは一元的に見れるようになります。

アクションプラン


この理解を日常生活や職業に活かすために、どう活用するか。

1. 基本原理の理解
自分の関心領域や専門分野の基本的な原理や原則を理解しよう。これにより、新しい情報に遭遇したときに、それを既存の知識に結びつけ、より深い理解を得ることができます。

2. 応用の探求
理解した原理原則を、新しい状況や異なる問題に応用してみよう。異なる文脈での適用を試みることで、その原理の普遍性と柔軟性を実感することができます。

3. 反復と深化
継続的な学習と実践を通じて、このアプローチを深めよう。理解を反復することで、より複雑な状況にも対応できるようになり、知識の幅が広がります。

最後に

この記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。最近入院したり、親知らずを抜いたりとバタバタで記事がなかなか書く事ができませんでした。
これからも継続して記事を書いていきますのでよかったらぜひフォローとスキをお願いします。
この記事が、お役に立てれば幸いです。
ありがとうございました。

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