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【レギュG・ダブル】第1回「Trinity Link Up」予選抜け構築(決勝トナメ1没)

こんにちはtakaです。
8月11日(日)に開催されたチーム戦のオフ会「とりりんダブルバトル」でビパ子さん(先鋒)、おろこさん(中堅)の3人で使用して予選抜け(チーム4-1、個人5-0)した構築についてチームを代表して構築記事を書きました。

シーズン19で結果を残した強い並びにほぼ近くオリジナリティはあまりないですが、3人で同じ構築を使用して戦うチーム戦のため、使いやすいようにそれぞれ意見を出し合って努力値や技を調整しましたので、読んでいただけるとありがたいです。

当日のオフ会の内容は別記事にあげておりますので、こちらも読んでいただけると嬉しいです。


1.構築経緯等


(伝説枠の決定)
今回は3人で同じ構築を使うルールのため、まずどの禁伝を使うか議論。
候補は各自がランクマで使っていた黒白バドレックス、カイオーガ、ミライドン、ザマゼンタ。ここからミライドンと白馬バドレックスの2択にまで絞り、実際に使ってみて最終的にミライドンに決定。

ミライドンの採用が決まった後はS19最終4位のアルベガさんの構築(以下「お手本」)を参考にしました。

↑掲載の許可をいただきました。
こだわりメガネ・ミライドンの強さはアルベガさんが詳細に解説されているので、読んでいない方は一読しましょう(大会にはアルベガさんのメガネミライドンを参考にされたチームが多かったです)。


実際にランクマで使わせていただいたところ当たり前ですがとても強かったです。
ただ、唯一の障害は一度でもミライドンを使ったことある方は誰もが体験している、ビックリ地面テラス。
黒馬バドレックス、水ウーラオス、ピッピ、トルネロス、カイオーガ、リキキリン…とあげればきりがないほど当たりました。

ですが、今回はオープンチームシートで事前にテラスタルがわかるためそこは怯える必要はなかったのが使用の決め手にもなりました。

それ以外の取り巻きについて、お手本と同じエルフーン、リキキリン、テツノカイナ、悪ウーラオスで問題はなかったため早々に決定しました。

(炎枠の変更)
ランクマ等で試していると、フィールドを取りにくるゴリランダー・漏れなく出てくるガオガエン(ゴリラ・ガエンサイクル)が非常に厄介な存在になりました。
いかくにより物理アタッカーのテツノカイナの火力が削がれるし、ねこだましで追い風やひかりのかべを有効に使うことができなくて苦戦しました。

そこでチーム内で炎オーガポンの枠を変更することにし、ガオガエン、イーユイ、ウルガモス等いろいろ試しましたが、イマイチしっくりこず。

チームの総監督であるアンリレさんからエンテイをオススメされ試したところ、私は使用感が良かったのでチームに共有し、それほど悪くなかったので採用し構築の並びが完成。
(アルベガさんの記事にも触れてありました。もはやバイブルです。)

ただ、最終的な努力値配分や技はチーム内で色々試して気になったら適宜相談し合って決めたので直前で完成しました。
 

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2.個体解説

ミライドン

おくびょう・こだわりメガネ・フェアリーテラス

(調整意図等)
H:奇数(Sに努力値を回したためあまり)
BCD:お手本と同じ。
S:ミラー意識でなるべく高く。

相手のミライドンのS関係によって、隣に並べるエルフーンの行動が変わるのでなるべく高めに。
追い風ミラーの場合は、相手が初手で追い風をしてくる可能性があるため、ひかりのかべから入り、追い風ターンをずらそうと思いました。
大会で当たったミライドンはほとんど最速でしたが、最速同士の場合はお祈りが必要になるので、少し落として耐久に割いても良いのかもと思いました。

(耐久)
HB:パオジアンようきA252(172)
つららおとしをテラス込み確定3発、乱数2発(96.8%)(91〜108)
アイススピナーをテラス込み確定3発、乱数2発(60.5%)(85〜102)


(火力)
エレキフィールド下のフェアリーテラス・てだすけマジカルシャインWダメージ
H12振りイーユイ確定1発
H252トルネロス乱数1発(93.7%)

てだすけ・りゅうせいぐん
H252、D76チョッキゴリランダー
乱数1発(93.7%)

エルフーン

おくびょう・おんみつマント・炎テラス

(調整意図等)
H:なるべく高く。
D:イーユイ(おくびょう・C187)のわざわいのたま・ねっぷうWダメージをひかりのかべ込みで確定耐え。
S:最速トルネロス抜き。

元々はお手本の調整で使っていましたが、ビパ子さん、おろこさんからエルフーンの耐久がありすぎて困る時があると聞きました。
自分もミラーでアンコールされたり、最速トルネロスに挑発されることがあったので調整を変えたところ、使いやすくなったので採用。

炎テラスは、イーユイ等の炎枠やテツノカイナのヘビボン、フェアリー半減を意識しました(水でもよかったかも)。
テラスはミライドンの火力アップやテツノカイナに耐性テラスとして切ることが多いですが、追い風ミラーの対戦はエルフーンがどれだけ仕事をするかが重要だと考えており、できる限りおいかぜとひかりのかべを両方してからアタッカーで殴りたかったので、状況によってはテラスを切ることも視野にいれました。

相手のエルフーンをワンパンしても相手が上手かった対戦がありましたので、諸説あります。


悪ウーラオス

いじっぱり・きあいのタスキ・悪テラス

(調整意図等)
お手本と同じメジャーな調整。
まもる無視、確定急所、タスキによる行動保障のダブル最強のポケモン。

てだすけ・悪テラスあんこくきょうだで大体倒せるのが魅力(ビパ子さんお気に入り)。
エルフーンの前でまもることができるのも偉い。

今大会ではフェアリーテラス・ミライドンが多かったため、あまり活躍の機会はなかったですが、予選2戦目でネクロズマ(月食)戦で活躍。
後発のトリルアタッカーに一致テラスを切らせなかったのは偉かったです。

水ウーラオスも十分強いですが、ゴリランダーと殴り合え、天候に依存しない点や無効タイプの点で悪ウーラオスを採用しました。


エンテイ

いじっぱり・いのちのたま・ノーマルテラス

(調整意図等)
H:10n-1
A:特化
D:あまり
S:準速ゴリランダー抜き抜き

予選抜けの立役者の1体。
対ゴリランダー・ガオガエン対策で採用
一応構築できついフェアリーの一貫を切る役。

採用理由のゴリラ・ガエンの両方はいなかったですが、予選3戦目で相手のトルネロス(確認したら耐久無振りとのこと。)をせいなるほのおで2度もワンパン(乱数)・ゴリラもしっかり倒し、5戦目でテツノカイナに火傷させた自覚ありすぎポケモン。

ノーマルテラスはしんそくの火力をあげたり、黒馬対策。
チョッキはテツノカイナに着せたので、いのちのたまを持たせて火力UP。
これによりまもるを採用することができ、残数不利を防いだりターン稼ぎで優位に進められた対戦もありました。
しんそくがあるおかげでミリ耐えを削れる、アンコール持ちのエルフーンの前でまもることができる(優先度+2はすばらしい)。

ミライドンのボルトチェンジで1パンされるので、大事に扱います。


テツノカイナ

いじっぱり・とつげきチョッキ・草テラス

(調整意図等)
HA:お手本と同じ。
B:あまり
D:チョッキのため偶数(Sに振ったあまり)
S:無振りのミラー抜き抜き

予選抜け立役者のMVPポケモン。
耐久、攻撃面は文句なし。

予選第1戦、第5戦のともに大事な場面で相手の攻撃をミリ耐えし、反撃のワイルドボルトで相手に致命傷を与え、後続に想いを託して去っていく姿に惚れました。

Sについては、個体値0、29も試しましたが相手のカイナに上を取られることが多かったのでチームで話し合って31にしました。

格闘技はけたぐりのみがオシャレポイント。
Xで見かけたトシニキさんの動画で、けたぐりの強さに驚きました。
予選5戦目でおろこさんが、てだすけ・けたぐり
で相手のミライドンをワンパンし、相手チームに衝撃を与えました。

ヘビーボンバーではなく、ドレインパンチを切った理由については、チーム内で相談したところピッピやエルフーンの処理を早めるためです。

一応けたぐりの威力がドレインパンチ(75)以下のポケモンを調べたところあまり打たないと判断しました。

60
テラパゴス(テラスタル)、ウルガモス、オーガポン、イエッサン、サーフゴー

40
アラブルタケ、テツノツツミ

20
イーユイ、ピッピ

特に困りませんでしたが、決勝戦での悪ウーラオスとのタイマン勝負を見ていてドレインパンチが無いと勝てないと思いましたのでこれも諸説あります。


リキキリン

ずぶとい・エレキシード・地面テラス

(調整意図等)
お手本と同じ。

HB:ゴリランダーA特化252 (194)
グラスフィールド下、ウッドハンマーをわざわいのつるぎ・エレキシードなしで確定2発(187〜222)(82.2%〜97.7%)

居るだけで圧力をかけられる強いポケモン。
ミラー対戦では毎回このポケモンがちらつきました。自分で使っていても、相手が使っていても強く、低速相手には隣にてだすけしているだけで強い。

テラスタルはまず切らないので何でもよかったのですが、ミライドンに少しばかり圧力をかけるための地面テラス。だいたい隣にボルチェンやマジシャされますが。

お手本と異なる点はイカサマではなくまもるの採用です。エンテイと同じですが、全体技で2体持っていかれた場合、フィールドを奪われたり、交代できない状態を防ぐために採用。
特性のおかげで相手のヘイトを集めるので、集中読みまもるを決めた対戦がありました。

大事な試合でトリル読みトリルは絶対にしてはいけません(自戒)。


3.対戦内容(大将戦)

※対戦相手は全員配信卓に出ておりましたので、
パーティシートを掲載しましたが、不都合があれば削除します。


1戦目vs  yandyholmes1140


⭕️2-1

→ミライ、エルフ、カイナ、キリン


選出
ミライ、エルフ、カイナ、ウーラ

相手のミライドンはこちらよりも早く、逆にカイナは遅い。
先鋒、中堅ともにボルチェンから入ってきたので、ボルチェン読みでテラスを切らず。

こちらが追い風したときにトリルをされるが、カイナがけたぐりを耐えて返しの攻撃で倒す。

集中しすぎて相手の見えている盤面を見えていなくてウーラを動かせたら勝てた。
(下手だったから勝てた。)


2戦目vs  チーム即席充電


⭕️2-1

→イエッサン、ネクロズマ、コータス、ガチグマ


選出
ウーラ、キリン、ミライ、カイナ

中堅戦でトリルをされて負けたので思い切ってトリル読みトリルがまさかの大失敗(戦犯未遂)。

相手はイエッサンにテラスを切っており、ネクロズマにテラスを切れないので、ミライドン出しのふいうちの択を押し付けネクロズマを引っ込ませることに成功。
(中堅戦では読まれたが、その行動を見せたことは意味があったと思う。)

コータスのふんかをキリンが耐えてトリルを返すことに成功し、上からなぐって勝つ。

※先鋒戦でコータスの晴れ・ふんかの火力がある程度わかっていたのでキリンの耐久に賭けてみた。


3戦目vs  ついにVGCか。あざーす


⭕️2-1

→ザマゼンタ、ゴリランダー、ライコ、トルネ


選出
ミライ、エンテイ、カイナ、キリン

中堅戦でゴリランダーの初手出しからライコ引きをされたので、今回もそれを読んで、エンテイの圧力でゴリラを引かせミライドンのテラスマジシャで削りを入れる。
相手にワイドガードあったけど、多少のリスクは覚悟。とにかく残数有利を取り早めにゴリラを処理したかった。

アイへ読みのカイナ出し。追い風されたが、エンテイが相手のトルネロスを1パンしてくれたので、多少楽に。
トルネとゴリラの先制技警戒でキリン出し。カイナの耐久とまもるを使い追い風ターンを枯らす。

ザマゼンタ・ゴリラ対面でエンテイ・キリンを並べザマゼンタのボディプレを1回耐え、ゴリラを倒して勝ち。

※事前にザマゼンタ使いのビパ子さんから、鉄壁がないボディプレなら全然耐えられると聞いていました。
※先鋒戦でエンテイがトルネロスをワンパンしたのがデカかった(乱数)。これにはお互いのチーム全員がびっくり。


4戦目vs  くろたま軍団(優勝チーム)


✖️1-2

→ミライ、エルフ、カイナ、ウーラ


選出
カイナ、エンテイ、ミライ、エルフ

事前に考えていたエンテイ・カイナ出し。
あまり記憶がないが、早めにエルフを倒したような気が…。
けたぐりかワイボでミライドンを大きく削り、エンテイのしんそくで倒した。
水ウーラオスに対してもしんそくでタスキを削る重要な役割をこなしてから退場。
後発ミライドンのマジシャで勝つ。


5戦目vs  デカヌチャンだいすきクラブ


⭕️2-1

→ミライ、カイナ、イーユイ、エルフ


選出
エンテイ、カイナ、ミライ、エルフ

予選抜けがかかった大事な試合でまさかの配信卓。
4戦目で同じ選出をして、ある程度動かせていたので腹を括って大事な一戦も託した。
ミライドン方向にヘビボン打てたらかっこよかったが、交代先がキリンだとあまり削れないと思ってワイボ。
もしミライドンがテラスを切ってくれたら致命傷を与えられることも考えた。

エルフをしんそく圏内まで削れたが、キリンが頭をよぎり、せいなるほのお・ヘビボンを選択。
(中堅戦でエルフ、キリン選出していたので。)

しんそく・けたぐりでも良かった気がするが、相手のカイナをやけどにして爆アドを得る。
(冷静になって考えればキリンに引かれても特に問題はなかったが、緊張でそれどころではなかった。)

こちらのカイナが相手のテラスマジシャとドレパンをミリ耐えし、返しのワイボで2度目の爆アド。

エルフーンが追い風、ひかりのかべ両方をこなして、エンテイとミライドンで〆る。

配信を見直したが、この対戦は本当に運が良かった。


予選4位!!


決勝トーナメント1回戦vs  yandyholmes1140(再戦)

✖️0-2

先に2本先手されてしまったため対戦はなし。
参考に相手の選出を聞いたらミライ、エルフ、カイナ、水ウーラとのこと。
終始強気な行動に圧倒されたが、全力でぶつかっていただい(たと思っ)て感謝。

4.きついポケモン

・化身ランドロス、グラードン
水、草、氷打点がないこの構築では非常に辛いです。
テラスや持ち物次第では何とかなると思いますが、もし当たったらりゅうせいぐんを打つと覚悟を決めてました。
ただし、テツノワダチとディンルー(フェアリーテラス)は無視です。

・ウルガモス入りの壁構築
物理アタッカー多めなのでとてもキツイです。
全体技が少なく、唯一全体技も半減してくるので突破できないです。

・岩オーガポン入りの白馬バドレックス
水ウーラオスがいないため、1発でオーガポンが倒せないのできついです。
トリックルーム下でテツノカイナが上をとれればまだ可能性はあると思います。


練習している中で構築の相性上きついポケモンは絶対にいるので何かしらの対策を考えますが、対策しすぎて構築のパワーが落ちるくらいなら、
確実に勝てる相手を増やすように練度を上げました。
(当たらないことで対策することが意外とあります。)

5.終わりに

今回はマッチング運等にも恵まれましたが、好成績で予選を突破することができました。

プレースタイルが異なる3人が同じ構築を使うのは思ったよりも大変でした。
構築は強いのに途中で勝てなくなり、チーム内で本当にこれでいいのかと疑問に思ったことがありましたが、最後までメガネをかけたアギャッスさん(ミライドン)を信じてよかったです。

部活動のように日々練習し、選出等で困ったらみんなで考えることで、チーム全員が構築を扱えるようになり、本番では強い人達にチームで勝つことができました。
エンジョイ勢でもちゃんと努力すれば結果が出ます!

さらにはチーム全員がPJCSやWCS出場経験者との対戦や初の配信卓での対戦といった貴重な経験をすることができましたので、本当に頑張ってよかったです!


ここまで読んでいただき、ありがとうございました!何かしらの参考になれば幸いです。

この記事を書いたので、私のレギュGは一足先に終わりにしたいと思います。
(対戦勢あるあるの撤退詐欺になっていたらすいません。)

6.スペシャルサンクス

ビパ子さん・おろこさん
追い風構築を信じて一緒に戦っていただきありがとうございました。


アンリレさん
お忙しい中コーチング、フレ戦、アドバイス等ありがとうございました。
エンテイ大活躍でした!



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