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読書2 『感情8号線』

畑野智美著

荻窪
劇団員の真希。餃子屋で一緒にアルバイトをしている貫ちゃんのことが好き。最近、この餃子屋で働くことになったお嬢様の麻夕も、貫ちゃんのことが好き。3人とも23歳の同い年。

貫ちゃんには、年上の恋人・ミクがいて、結婚の約束をしている。
真希は、貫ちゃんの後輩の公太に告白されて、付き合うことになった。

・八幡山
ミクは、デパートのインテリアショップに勤めている。同じ売場に、絵梨と亜実がいる。3人は同い年の27歳。
亜実は不動産会社に勤める和也との結婚を控えている。和也と同じ職場の貴志を絵梨に紹介して、2人はつきあい始め、今は結婚を前提に同棲している。絵梨はDVを受けていた。

・千歳船橋
和也と亜実は籍を入れた。幸せのはずなのに、亜実は何かが引っかかっていた。その正体がわからない。

・二子玉川
真希の10歳の歳上のいとこの芙美。月に一度、芙美に会うことが、真希が東京に出るにあたり、実家から出された条件だった。

不動産会社に勤める芙美の夫。マンションを購入して、2人の子どもに恵まれる。義父母との関係、ママ友の関係、反抗期の子どもたちに、ストレスを感じている。
そして、夫に女の影を感じる。

・上野毛
不動産会社に勤める里奈。30歳になる。好きだった同期が、インテリアショップに勤める女性と結婚をした。その後、上司と不倫をしていたが、最近別れた。
同棲していた女性と、別れたという同期に声をかけられる。好きだった人の友人でもある。

・田園調布
麻友には婚約者がいる。会ったこともない。でも、自分のことは自分で決めたい。家を飛び出して、貫ちゃんに告白する。

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なんというか😔巡り巡りで繋がっています。
自信のなさや、見栄や虚勢、ドロドロした感情が、うごめきます。

真っ当な人は真っ当で、歪んだ人は歪んでいて、求めるしあわせって、どういう状態なのかを考えさせられました。

#読書
#畑野智美
#感情8号線

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