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No. 33 摂食障害を持ちながらの妊娠出産についてどう考えるか⁈

これ、書こうかどうしようか⁈けっこう悩んだ問題なんだよなぁ

いろんな背景の人がいていろんな病状の人がいて、答えは一つではない問題だから

だからあくまでも私の一個人の体験に基づく見解としてほしい
(参考には、あまりできないと思ってほしい)

前回No.31 の #ふりかえり で書いたように
私は一度流産してから長男を産みました

どうしてもこの命を守りたいと!この子を幸せにしたい、そう心から思っているのに「太りたくない」というのが優先になるんです😰
(ほんとうに怖い病気ですよね)

過食嘔吐は毎日ではなかったにしろ
臨月になっても、出産の後もまだ、なにかでスイッチが入るとしてしまっていたから

そもそも妊娠中も体重増えるのが嫌だった

そもそも標準くらいは体重はあるので妊娠できるんだけど…

たぶん拒食を経験してからの過食の子はほとんどが生理がくる体重は重すぎると思ってるんじゃないの⁈

(少なくとも私はそうだった)

たぶん標準よりはスマートなくせにまだ痩せたいと思ってる
妊娠出産は当然、お腹の中で子供が育っていくんだから体重が増えるに決まっているのに
それでも体重が増えるのは抵抗があるの😢

出来るだけ体重を増やさないで産みたいとか…今考えると自己中もいいとこ赤ちゃん可哀想なくらいの考えをしてたから

しかも時代が後押しまでしてくれた…どういう意味かというと今から20年まえは妊婦さんが妊娠中毒証を起こさず出産もう楽になるなるようにと
妊婦の体重を極力増やさないようにという指導が行われていた時代でした
標準体型の妊婦さんで+8kg以内という指導でした
肥満気味の妊婦さんは+5kg以内、超肥満妊婦さんなんて体重減らしながら産みましょうだった😅
今は違うと聞いています、その当時あまりにも妊婦が体重制限しすぎて産まれてくる子供が低体重、栄養失調で生まれることが多く弊害が多かったためと聞いています
実際、長男も2500gに少し足りない小さめで生まれてきてちょっと栄養不足だったのではと思ってます

私は、その数値目標をクリアすべく(←タテマエ)本音では太りたくなくて食べ過ぎた時の嘔吐はやめられず。お腹の中の赤ちゃんに謝りながら食べて吐いて時に下剤も使ってコントロールしてました😖
結果+5kgという優秀な数値目標で出産しましたが、それは嘔吐と下剤のせいなのであって罪の意識そのものでした

もし長男に何か健康上の問題が出たら真っ先に私のこの罪を悔いるでしょう

実際に、長男はアレルギーもけっこうあって喘息も出たのでわたしはいつもハラハラ…私のせいかもしれないという気持ちがいつもどこかに(今でも)ありますから

私の過食嘔吐はいつ頃まで続いたか…

長男がねんねするだけの赤ちゃんの頃までは時々過食嘔吐してました
だって…ねんねしてオッパイあげるだけ
ハッキリ言って、いや言葉が違うな、なんか時間も自分の存在も”もてあます”ような妙な間延びしたような時間だったそのころまで

たぶんね、この”ねんねするだけの時期” お母さんになりたての時期、産後鬱になりやすいのものすごくわかる‼︎

お母さんなんだから赤ちゃん可愛くて当たり前でしょう?みたいな周りからのプレッシャーのようなものを感じて…だけど意思の疎通もまだとれないぐにゃぐにゃで泣くだけ赤ちゃんを前にして…いきなり荒野に放り出されたような孤独感すごいから

お腹の中にいた時は一体感あって実感あったのに産んじゃったら、一体感もないからねぇ😓😓😓どう関わっていいんだ⁈って

やがて動くようになり意思の疎通ができるようになって何かしたら笑ってくれるようになって、心が通うのがわかるようになるとどんどん可愛いくなっていって…この子が大事だ何を差し置いても守っていかなくては!という思いが膨らんでいく
たぶんその頃、私の過食嘔吐は私の頭の中を占める割合が小さくなっていったんだと思う

気がついたらずーっと過食嘔吐してなかった
いつのまにか平気じゃん⁈みたいな

摂食障害の症状持ちながら妊娠出産は
はっきり言って『背水の陣』『博打』のようなところがあると思う

うまくいけば キッカケになって劇的に好転するだろう けれども
どうにもならなくなった場合に生まれてくる赤ちゃんに悪影響を与えてしまうかもしれない、最悪は育てられなくなるかもしれない!(>_<)

でも、でも、わたしは
これからココを通過しようとしている子がいたら
産めるならば産むチャンスが与えられたならば、ぜひ産んでほしいなって思うんです

私のように過食がやめられていなくても
下剤乱用がやめられなくても
はじめは赤ちゃんのことより自分が痩せていたいほうが優先になったとしても


何故?
それは産んでみないとわからないから
自分も母親として赤ちゃんと一緒に0地点から育つから

それは摂食障害のない人だっておんなじで
産んだ瞬間から お母さんとしての成長が始まるから

“お母さん”になったら
自分より大事な存在 ができてしまう

自分はもうどうなってもいいから、
産んだ我が子に幸せになって欲しいってもう頼むような気持ちで願うように
いつのまにかなっていく

それこそが過食嘔吐がどうでもいい問題になって頭を占領しなくなっていく、いつのまにか脱けられてく

自分の
食べるー食べない とか
痩せるー太る とか
そんなんどーでもよくて
とにかく目の前のこの子が幸せでいて欲しい、最善を尽くして育ててやりたい、そんな思い

いつ抜けられたかわからないほど
…信じられないかもしれないけど

知らんうちに、気がついたら
もうずっとやってなかった

あれ? そう言えば
もう何ヶ月も平気ぢゃん⁈
思い出すことすらなかった

そんな感じになってくる

私はそうなった

そして、そうならないでその後も引き続き同じ問題を抱える人がいるのも知ってる

だから一概に言えない

あくまでも私の場合は
そして私の考えではと添えてしか語れない

…でもね、でもね
産める年齢に限りもあって
産める状態にもしあってパートナーもそれを望むならば産んでごらんよ
って言いたくなる

生まれてくる子があとは決める

無理なら…流れる
産まれてくるならその子はあなたのところに生まれてきたかったんだね

だったら全力で育ててあげてほしい

迷いはあっても…私ならGO
チャンスは逃すな‼︎
産めるならば産んだほうがいい
って言う

ただしもし自分では力不足だって思ったら
一人で抱えて無理をしないで
パートナーにも頼って両親にも医療機関でも公的機関でもなんでも利用できるものは遠慮なく利用して頼っていいから
子どもを守るためにも自分を守るためにも
素直にSOS発信すること!
助けを求めれば今の日本ならセーフティネットってある!
声をあげて「助けて」って言えば支援の手が差し伸べられる

私は、出産して子どもを育てることで自分自身が救われていくのを感じたよ

痩せてても太ってても大したことじゃないそんなのどうでもいい!目の前にもっと大事なことがある!って自然に思えるようになれた☺️

別に子どもじゃなくて夢中になれることでも、何かの使命感とか、そういうものを見つけられてもそれは起こると思う🌟

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