見出し画像

キャッシュレス決済

はじめに

ここ数年、私はキャッシュレス決済を多用している。使っているのはQUICPay、PayPay、Suicaの3種類だが、これだけで生活圏内の買い物・食事など9割以上をカバーしている実感がある。
使い始めるまでは、他の人と同じく抵抗があったが、慣れてくると現金での生活には戻れないほど、利便性を享受している。ただし、ほとんどの場面で快適に使えているからこそ、ある特定の場面になるとデメリットも感じる。そこで、本noteではキャッシュレス決済のメリット・デメリットを自分なりにまとめてみる。

キャッシュレス決済のメリット

早い

キャッシュレスの魅力は、なんといってもその決済スピードの速さだ。私はAppleWatchを使っているため、再度ボタンをダブルクリックするだけですぐに支払うことができる。Face ID付きのiPhoneと異なり、パスコードの入力が必要ないのが魅力だ。
また、決済後の退店もスムーズだ。お釣りをもらう必要もないし、履歴として残るためレシートももらう必要がない。ごく稀に現金しか対応していないお店に行くと、キャッシュレスの素早さを改めて実感する。

無駄な計算が減る

現金を使っていると、お釣りを考えながらお金を出す必要がある。大きいお金しか持っていない時に100円、1000円程度のものを買うときのストレスはかなり大きなものだ。
しかし、キャッシュレス決済ではそうした心配は無用だ。お釣りで財布が膨らむこともない。ただ、「お釣りの計算が必要ない」ということで、最近はお釣りの概念を知らない子供も増えている、という報道も耳にしたことがある。少し誇張表現も混じっているだろうが、確かに親がお釣りをもらっていなければ、それを理解することは難しいだろう。

キャッシュレス決済のデメリット

使える店舗を探す手間がある

これは、特に首都圏に住んでいる人は感じない問題だろう。私の住む愛知県豊田市は、「都会になりきれなかった田舎」という言葉がふさわしいほど、さまざまなものが中途半端に入り混じっている。行きつけの店は問題ないが、少し郊外に出ると、現金しか使えないお店も目立つ。そうしたお店はWebページなども作っておらず、行かなければどういう決済手段に対応しているのかわからない。
新しい雑貨屋やレストランを開拓したいのだが、決済方法を確認する手間が増えるため、結果として「いつもの場所で良いや」となってしまう。

これは、旅行先でも同じだ。たとえば、お腹が減ったタイミング、お土産を選んでいるタイミングなどで、ちょうどよくキャッシュレス決済に対応したお店があるとは限らない。致し方ない部分もあるが、各種サービスも導入手数料を下げる、現地に人を派遣してサポートする、など対応を期待したい。

イレギュラー発生時のリスク

決済方法をキャッシュレスに一本化することは、災害大国である日本においてはリスクが高いだろう。平時においても、通信障害などで一時的にキャッシュレスが機能不全に陥ることは、想像に難くない。

いざという時に備え、私は財布の中に1000円札と5000円札を2枚ずつ忍ばせている。公衆電話も使えるよう、10円玉を何枚かまとめ、お守りのようにしようと考えている。

終わりに

ここまで、私なりにキャッシュレス決済のメリット・デメリットを列挙してきた。私にとって、先述したメリットはデメリットを上回るものであり、かつデメリットを解消するための労力もそれほど必要ではないと感じている。

ただし、どれを負担に思うか、リスクに感じるかは人それぞれであり、一概にキャッシュレスが正解だと結論づけることはできない。数十年後、また別の決済手段が生まれているかもしれない。変化に柔軟に対応できる人であり続けたい。(1534文字)


よろしければサポートお願いします! 修士論文執筆・より良いNote作成のための書籍購入に充てさせていただきます