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5.フレームフランス
いつも記事をご覧いただきありがとうございます。
今回も、前回に引き続き眼鏡の紹介です。
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私が所有しているこちらの眼鏡は、Selectaというブランドの物です。Selectaはジョージ・E・コッホ(以下: コッホ)というベルリン出身のデザイナーが1950年代に立ち上げたブランドです。コッホはフランス・ヨーロッパのアイウェアデザインを研究しつつもアメリカンメイドの眼鏡に大きな憧れを抱き、ニューヨークへ移住を決意します。ニューヨークへの敬意を込めて作るコッホのアイウェアはフランス・アメリカ両方の良さを足し引きしており、現在でも熱狂的なコレクターを持ちます。
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タイトルの『Frame France』とは1940〜1960年代に作られたオールハンドメイドの眼鏡を指します。また"france"という名前の通り、made in franceである事もフレームフランスの条件です。
当時のフランスでは眼鏡は高級品であり、上流階級の人々は職人に眼鏡をオーダーし、それゆえオートチュールの様々なデザインの眼鏡が生まれました。現在流行っているクラウンパントやアーネルデザインも、40年代のオートクチュールから始まったとも言われています(諸説ございます)。
私のこの眼鏡、つまりSelectaの眼鏡は厳密にはフレームフランスではありません。しかしストレートテンプル、8mmの極厚セルフレームはパリジャンを彷彿させ、詳細はさておきフレームフランスだと思って掛けています。コッホが作るデザインの意匠に、私も心奪われたひとりです。
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現在ではヴィンテージフレーム、値段の高騰が続いています。しかし良いものは良い。みなさま気になったタイミングで良い物が見つかれば、それはご縁だと思ってぜひ手に取ってみてください。
そして、最近新しく眼鏡を手に入れました。そのデザインも新進気鋭でありつつ、歴史ある形です。それも後々紹介いたします。
今回はここまでです。
ご覧いただきありがとうございます。
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