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テクニカル分析について

はじめに

こんにちは、Takaです。
株価分析の手法の一つ、「テクニカル分析」について紹介します。
前回紹介した「ファンダメンタルズ分析」と並ぶ二大流派のもう一方の分析手法です。

テクニカル分析とは

テクニカル分析とは、株価チャートを分析し、将来の値動きを予想する投資手法です。「ダブルボトム」「ダブルトップ」「三角保合い」といった言葉は聞いたことはないでしょうか?これらはテクニカル分析によって生まれた考え方です。

例えば「ダブルボトム」とは以下のようなチャートを示します。
二回目の底値に達した後、前回の高値を超えると、本格的な上昇トレンドになるというものです。
「テクニカル分析」ではこれ以外にも様々なパターンを想定して、将来の株価を予想することが出来ます。

ダブルボトム(マネックス証券HPより)

ところで「テクニカル分析」には企業の業績が一切考慮されていないように見えます。しかしそういう訳ではなく、企業の業績はチャートに反映済みであるため、二重で見る必要はないというのが、「テクニカル分析」の考え方となります。

テクニカル分析の弱点

「テクニカル分析」で用いられる単語はよく目にしますし、また実際にその通りに動くチャートを目にすることもあります。しかしなかなかうまくいかないのが現実です。改めて「テクニカル分析」の弱点を紹介します。

トレンド形成後にしか参加できない

上記で説明した「ダブルボトム」のチャートでもそうですが、「テクニカル分析」の場合、二番底から買いサインまでの上昇を捕らえることはできません。また逆に下落トレンドに入るまで売りが出来ません。そのため、利益を得られる領域はかなり限られた部分になってしまいます。

広く知れ渡ると先回りされる

同じ手法を用いる人が増えると、有効性が低くなるというジレンマが発生します。中にはサインが出る前に動く人も現れます。それではサインが出てから買うのでは遅すぎますし、またサインが出る前に買っては予想が外れる可能性が高くなり、ますます利益が小さくなってしまうのです。

おわりに

今回は「テクニカル分析」について紹介しました。
テクニカル分析を学ぶと、トレーダーという雰囲気を味わうことができ、益々株式投資が楽しくなると思います。ただし勝てるかどうかは別です。正直、この手法を用いた株式取引はギャンブルという印象を持ちます。資産運用ではなく、趣味の範疇で楽しむ分にはとても刺激的な趣味となるでしょう。

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