Kemperの購入を検討中
一時期、Kemperを知人から借りて使用していましたが、アンプライクで生々しいサウンドが好印象でした。
Kemperのプロファイリング技術は写真に例えられており、アンプのコピー精度はとても高いのですが、ツマミを動かしていくにつれアンプ本来の挙動から離れていくという弱点がありました。
なので、基本はプロファイルしたそのままの状態で弾く、あるいはゆるく補正する程度で使うのがベターとされていますが、この辺りはリアルアンプやモデリングアンプのユーザーからすると気になるところだったかもしれません。
僕はツマミをいじくり倒してアンプの挙動を楽しみたい派だったので、Kemperを自分でも所有したいとまでは思っていませんでした。
しかし、Kemper社はアンプ本来の挙動を再現するというリキッドプロファイリングを開発。遂にOS ver.10.0にて掲載されました。
リキッドプロファイリングについてはギタリストでKemperマスターでもある青木さんの記事にて詳しく解説されているのでご覧ください。
リキッドプロファイルが搭載されたことで、よりアンプライクな使用感が得られるとあって、自分でもKemperの導入を真剣に検討するようになりました。
前回記事「ギター機材沼から脱した話し」を投稿しておきながら、舌の根も乾かぬ内に新たなギター機材の購入を検討するという節操のなさ。我ながらにあきれてしまいますw
さて、Kemperを買うとして(買うんかいw)問題はどの機種を選ぶか?です。
Kemperにはフラッグシップ機種であるHeadとRackタイプ。フロアタイプのPROFILER STAGE、そして最近リリースされた小型ペダルタイプPROFILER PLAYERの4機種がラインナップされています。
Headのパワーアンプ内蔵タイプを借りてしばらく使用していましたが、それなりに大きく重量があるので、小型ペダルタイプのPROFILER PLAYERが良いのではないかと考えています。
画像で見るとギターケースやカバンに入れられるサイズなので、移動時にはかなり重宝しそう。
近々、友人がライブハウスをオープンするのですが、このサイズなら気軽に持ち込めそう!そんな、使い方を想像すると掻き立てられるものがありますw
更に、噂の絶えないKemperの後継機が発売された場合でも、PROFILER PLAYERであればサブ機材として引き続き運用できる利点もあります。(と言うか後継機も買う気なのかw)
弱点ですが、PROFILER PLAYERはデフォルトの状態でエフェクトの使用数やルーティングに制限があります(プリ2 ポスト2)フルVer.で使うためには5万円近いお金を払ってアップデートする必要がありますが、これを高いと感じるか、妥当とするかは賛否が割れているみたいです。
個人的にエフェクトを多用する方でライブなどで一台完結するならお金を払う価値はあるのではないかと思っています。
ただ、僕の場合は当面の間、録音用途で使う予定なので、そうなるとエフェクトはDAW側でかけるし、お金をかけてアップデートするメリットは少ないと感じています。
必要ならKemperはアンプサウンドに徹して、エフェクトが豊富でルーティング自由自在なAXE FX3を併用する使い方はアリでしょう。実際にこの組み合わせを試したことがありますが、これはかなりマニアックな使い方ですw
画像で見るとなかなか贅沢な組み合わせで、ハッタリも効いていますw しかし、実際のところこのセットを外に持ち出すとなるとPROFILER PLAYERの可搬性が失われて本末転倒な使い方になるので現実的ではないでしょう。
でも、自宅で行うライブ配信での演奏では活用可能なので楽しみではあります。
久しぶりにギター機材熱が高まりましたが、やはりギター機材はギタリストとしての自分の属性を著しく刺激してくれます。
最近は、DTM寄りになってギタリストとしてのアイデンティティを見失いがちだったので、良い機会でした。実際に購入するようなことがあれば、音出しレビューをしてみたいと思います。
それではまた。
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