僕たちはヒーローになれなかった。(本要約・感想)

こんにちは!
たかです


今日はこちらの本を図書館で借りてきました

なんか、キンドルアンリミテッドでも読めるみたいですね。


実を言うと、私は元の映画を知りません。
でもなんか気になって本を手に取りました。

著者の歯田さんは大学生の頃に
150万円あればカンボジアに小学校が建ちます

と言うパンフレットを見て
友達と一緒にお金を用意して2006年に建てたようです
その時の様子が
「僕たちは世界を変えることができない。」
と言う映画になった。

そして
自分はすごい人だと感じた


だけれども、日常に戻ると
日々の仕事に追われる毎日

毎日怒られていた

継続支援で、カンボジアに行っていた2014年

生後22日の赤ちゃんが肺炎で亡くなったことを聞いて
そのお母さんに会った


僕には何もできない

小学校を建てたけど
一人の赤ちゃんの命さえ救えない


そこから葛藤の日々が始まった。


詳細については僕がここでまとめても仕方がないかな
と思うし、実際の本を読んでいただくのがいいと思う

彼はずっと自分の無力感と闘いながら
目の前の一人の赤ちゃんの命を救うために
お母さんの涙を笑顔に変えるために

ただそれだけのために頑張っていくことになる。
時にはその目的を忘れかけることもある

彼自身、お金はそんなにない。
だからやれることは限られているわけです。
もっとすごい人がたくさんいる

だから自分がわざわざやらなくったって・・・
映画化したけど、天狗になってるだけだった


だけれども、よくよく考えてみたら
僕は何がしたいんだ?
これから生まれてくる赤ちゃんの命を一人でも救いたい
それは統計上の数字ではなく、目の前の赤ちゃんを救いたい

そう言う気持ちがとっても伝わってくるエッセイでした。


やりたいことをやる
好きなことを一生懸命やる
なぜやるか?それはドキドキするから、ワクワクするから

弱いからこそ行動する
世界は変えられなくても、目の前の人なら何かしてあげられる
誰かのために頭を下げることは格好悪くない
どうやったら成功するかを考えるより、どうやったら人に貢献できるかを考えた方がうまくいく
未来はわからないから、今を全力で取り組む



自分のしょーもない考えが浮かびつつも、
めっちゃ熱い心を燃やし続けていた


かっこいいなーと思う
本当にかっこいい

ただ、こういう本を読むときに個人的には気をつけたいところがある

「自分はどうだろうか」
と比較し過ぎないこと

自分はどうだろうか?
ってやっぱり考えたくなるんですよね。

めっちゃ熱い人、いいと思います。
でも、それで疲れちゃう人もいる

だって、彼自身も
「生後22日で亡くなった赤ちゃんの母親」
に会わなければここまで頑張らなかったから。


やっぱりなんらかのきっかけがないと
人は動けないよなぁ


感動はする
感動はするよ?

でも、自分が、カンボジアで同じ人に会って
そう思うかどうかはわからない

人によって心の奥底に響くものって違うからね

で、それを探さなきゃいけないわけでもない


ただ、燃えるような何か
が自分の中で出てきた時はとても勇気づけられると思うんだよね

そう言う時にこそ、思い出してまた読んでみたい一冊だな

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