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木造3階でバルコニーをなくす方法(土地から新築)

木造3階になると多くの場合でバルコニーが必要になります。各室バルコニーが必要になるとかなり敷地面積も変わり、土地探しも難しくなってきます。バルコニーが有る無しで比較すると10㎡以上敷地面積が変わってきます・・・・

そこで今回は、木造3階でバルコニーをなくす方法を解説します。バルコニーをなくすためには次の3通りです。

①200㎡未満の木造3階とする

②200㎡以上の場合は、全室道路側に面するようにする

③耐火建築物とする



①200㎡未満の木造3階とする

200㎡未満の木造3階とすればバルコニーの設置義務がなくなります。以前書いたnoteに具体的な内容は示していますので一度ご覧ください。




②200㎡以上の場合は、全室道路側に面するようにする

200㎡以上になると木三共となるため、条文がややこしくなります。基本的にはバルコニーが必要な場合が多いのですが、全室道路に面し、かつ開放性のある階段であればバルコニーは不要になります。角地であれば成立する場合が多いです。(下記noteの②と③の組合せ)




③耐火建築物とする


稀にこのパターンの図面を見ることがあります。耐火建築物にすることで木三共の規定を受けずバルコニーの設置なしで計画が可能になります。もちろんコスト造になるため選択肢としては難しいと思いますが、RCだと高層の計画ができない、木三共だとバルコニーが必要になり敷地に入らない、結果として売れ残ってかなり安い価格になっている。こんな敷地の場合は、あえて耐火木造にすることでバルコニーがなくなり計画が可能な場合があります。この選択肢はかなり盲点です!


まとめ

このように木造の場合は複雑ですが、場合によってはバルコニーをなくすことも可能です!3つの選択肢をうまく使えば木造の計画の幅も広がると思います!


①200㎡未満の木造3階とする

②200㎡以上の場合は、全室道路側に面するようにする

③耐火建築物とする

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