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物価高騰と家の価値観

こんにちは、コロナやウクライナ侵攻などから4年前近くから急激に物の値段や光熱費が上がりましたね。

我々、家造りを手掛ける会社もこういう状況であると資材費の高騰などで受注にかなり響いてます。コンビニに売ってるおにぎりの値上げ二十円などとはいかず。一般的なサイズ程度のお宅で500万円〜700万円程度の値上げをしないと販売出来なくなっています。

しかしそんな世の中にでもマイホームが欲しい、建てたいという方がいると思いますので。
私なりの価値観で喋りたいと思います。

※会社名などは今後も載せるつもりもないので宣伝でもないし、本心だと思って下さい。

私の会社は主に注文住宅を設計から施工まで行っているのが多く。基本ベースは高断熱、高気密住宅。意匠にもそこそここだわっているので割と高価格帯の住宅にはなる。坪単価と言う言葉は一つ、一つ同じ家を造ってないから好きじゃないんだが。現在の坪単価は105万スタートくらいになっている。
ハウスメーカーさんと違い、高いのに使ってる物はしょぼいとかって事はないし、むしろ本当はもっと利益をもらいたいくらいだ。
良い家の定義って決まりはないけど、そこで言う良い家を造ろうとすると手間掛かるし、それなりにお金はどうしても掛かるんです。
これって当たり前の話ですよね?
今までの日本人の特徴が安くて良い物って物差しになってしまっていたから。悪い風潮のおかげで
家はなるべく技術がいらないように加工がいらないように、ユニット化された家などが出来たおかげで職人の技術不足や手間の減少などで。
どこか簡素化された家が目立つようになり、私達のように手間暇かけて造るような家がどんどん減少してきました。
ハウスメーカーはブランド力があり大量に現場があるので職人が建売やハウスメーカーに流れて行ってしまう状況にもなりました。
果たして何千万ってお金を出すのにどっちがいいのでしょうか?
誰かの特別な誕生日の日にケーキを買うなら。
みなさんどっちにしますか?

①ちょっと高めだけど味のレベルが違う1から手作りで作り手の想いや顔が見えて、1日に何個までしか作れませんみたいなケーキ屋さん。

②安くていつ行っても同じ商品が並んでいる駅前には絶対ありそうなケーキ屋さん。

結論は人それぞれ価値観が違うので答えは十人十色様々です。

しかしケーキと家の値段の差を考えてみて下さい。家は本来一生に一度あるかないかです。

みなさんもコロナになってから在宅が増えて、一昔前よりは必然的に物や生活に対して価値観が変わったと思いませんか?

これから特に、建売住宅や分譲住宅以外で注文住宅を建てれる人は一定数にはなってくると思いますが。そんな中、私の会社で建ててくれる人や来社してくれる方はこだわりがやはり強いです。
そのかわり、理屈が良く分かってくれる方が多くて、お互いにwin.winの関係が保たれ引き渡し後も
家飲みにお誘い頂いたり。
とても良いお付き合いがスタートするのは事実です。

これからは気軽に建てらる世の中ではなくなるのでみなさんには少しでも良い選択をして頂きたいので。

私の想いをここに少しずつぶつけてみる事にします。


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