答えは自らの内に

様様な正解を欲し、人と対話するのもいい、書物を熟読するのもいいだろう。

だが、それらは外からの刺激として大切にして、最終的には「答え」なるものは、自らの内に発見・樹立する。

これが、「正解」や「誤解」を超えた、尊き「解=答え」として真に自身にとっての大事な指針となるものである、そう想えてならない。

どんな見解・意見についても、それと真反対な見識は擁立することが可能であり、弁が立つ者であれば、その正当性を人人に感じらせることが出来るだろう。

だから、◯◇教とか、△□理論とか、人人は徒党を組み、それを支持し、それこそが正しい、と自身を納得させて安心している人は多い。

「正しさ」それは、それを信奉する人の数によって、測られる、そんな側面が大きい。

だが、「正しい」ことに安住して生きていて、あなたは真に生きている幸せや楽しさを享受出来ている、だろうか。

そんな「正しい世界」ではなく、自らの生きている楽しさ・幸せを示す真実を生きている方が至福を享受出来るのでは？

正しく生きていないあなたを世人は非難し、否定・中傷するかも知れない。

だが、友達でも、親しき人でもない世人の批判などに屈する必要はあろうか？あなたの生き方が、それらの人人を実害として苦しめ、著しい生きる妨害にもなってはいないのにも関わらず──

あなたの内より湧き出でる真実の声、それこそをあなたの生きる源にしよう。

他者を蹂躙・収奪するものでない限り、それは許されて当然だ。

あなたのその勇気ある生き方、それこそが、後続の人人の道標として灯火となる。

その様にして、世の中は進んで来たし、その勇気が人人のより広くて深い幸せに繋がっている。