休校期間の過ごし方

18期のみなさん、こんにちは。休校期間をいかがお過ごしでしょうか。

今日は少しメッセージを書いてみようと思います。時間がある時にでも暇つぶしがてら読んでくださいね。時間がある時だからこそ、大きく成長する機会です。


休校期間に取り組んで欲しいこと(国語科として)

○現代文

現代文の成績が伸びる一番の方法は、自分の持っている語彙を増やすこと。語彙が増えると、より多くの文章を読めるようになるし、自分の意見をたくさん書けるようになります。語彙を増やすためには多くの言葉に触れることが大切です。映画でもテレビでも漫画でも小説でもいいので、多くの言葉に触れていきましょう。できたら漫画や小説、新聞などの読んで理解するメディアで言葉に触れた方が良いです。聞いて理解するメディア(動画や映画、テレビなど)は、簡単に理解させるために平易な言葉を使いがちです。文字を読んでわからない言葉が出てきたら調べる。というローテーションで語彙を増やしていきましょう。

○漢文

 先述の語彙力は漢文にも影響します。例えば、「漸次」という言葉を知っていたら「漸ク」は「しだいに」という意味だと分かります。重要語以外の語に関してはそこまで正確に読む必要はありません。意味をきちんと捉えることができていればOKです。しかし、一年時に習った重要句法(再読文字、重要語など)はきちんと覚えた状態で次の学校再開に臨みましょう。特に再読文字に関しては、絶対に進研模試や全統模試に出題されます。100%です。嘘ではありません。覚えていない人はこの期間を活かして全力で覚えてください。

○古文

 古文の中で大切なことは古文単語や助動詞などですが、そもそも古文に苦手意識を持っている人は、一度声に出して読んでみましょう。英語でも暗唱をしますよね。それと同じです。まずは音に慣れることが大切です。意外とすらすら読めないのではないでしょうか。読めなかった人は何度も繰り返し声に出して読んでください。すらすら読めるようになった人は、一年時に習った古文単語をきちんと復習すること。古文単語帳の330のうち最初の50語は超重要語です。オリエンテーション動画でも言いましたが、複数意味がある語は全ての意味が紐付けできるようにしましょう。そして助動詞。これを覚えていないことは古文での死を意味します。RPGで武器を持たずに旅に出るのと同じです。雑魚(超簡単な問題)くらいならゴリ押しできますが、ボス戦(テスト)では覚えていないと本当に詰みます。一度覚えてしまえば後の二年間が間違いなく楽になります。

休校期間に取り組んで欲しいこと(一人の大人として)

○人間としての幅を広げる

 世界情勢や著名な人物、本、伝統芸能、料理、歴史などこの世界にはまだまだ君たちの知らないことや経験していないことがたくさんあります。少しでも知識を増やし、自分が知らないことに興味を持って、情報に触れてみましょう。その知識は今後の人生の糧になります。「知らない」ことは、「恥ずかしい」ことです。インターネットで色々調べられる時代になりましたが、その習得した知識を将来に活かせるように、自分の知識として習得して欲しいと思います。自分の全く興味がないことでも、一度挑戦して判断しても良いのではないでしょうか。それだけの時間が君たちにはありますし、特に今の時期は手持ち無沙汰になっているでしょうから。できることが増えたり、持っている知識が増えたりすると人間としての自信を持つことができます。人間としての”深さ”を持っているとかっこいい大人になれますよ。

○目標を持つ

 将来の見通しが立ちにくい状況ですが、将来に目を向けて、短期的な目標(数日から1ヶ月程度)、中期的な目標(数ヶ月から1年程度)、長期的な目標(数年単位)をそれぞれ立てましょう。どんな目標でもいいですが、達成したらいいなあ、くらいの目標の方が達成したときの満足感が得られます。目標が達成したら次の目標を立てていきましょう。

今の私は

短期目標:4月中に本を5冊以上読む。

中期目標:来年までに漢検1級を取得する。

長期目標:海外旅行にいくためのお金を貯めて、3カ国以上を訪れる。

という目標をそれぞれ立てています。心の中で目標を立てるよりも、実際に書き残して目に見えるところに貼っておくとより効果的です。「引き寄せの法則」で調べてみるとより詳しく説明されていますので、興味がある人は検索してみてください。

雑多に様々なことを書きましたが、この休校期間を活かして大きく成長した皆さんの姿を休校明けに見れることを楽しみにしてみます。


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