劇薬の仕事術④:足立光さんのヘンケル社長時代の仕事術とは?
読書ノート(64日目)
さて、本日もこちらの本からです。
本日は足立さんがコンサルから転職し、
事業会社での社長時代の話です。
今回は足立さんの事業会社の社長時代の
仕事術についてですが、
ここでも戒律に近い、行動規範を定めて
社員に具体的に示している点が興味深いです。
僕自身は今までの会社員人生を振り返っても
こういった行動規範を明確に示された経験って
ほとんど無かったかなと思います。
新人の頃に、仕事の仕方として先輩や上司に
・仕事はスピーディーに、悪い話こそ早く報告する
・現状分析→仮説→実施→検証のPDCAを回す
といった事は教わりましたが、
それ以降は各自に結構な部分を任されていた気がします。
社会人としての当たり前や
上司が好む仕事の進め方を感じ取って
その時々で仕事の仕方を軌道修正する
そんな事が多かったかなと思います。
戒律のような行動規範をつくることのメリットは
チームのメンバーだけでなく
上司も同じ行動規範で動くことで
例外をつくらないことなのかなと思います。
上司は多くの場合はメンバーより多忙ですし
ともすると、
メンバーは(顧客ではなくて)
評価者である上司のために仕事をする
といった、歪んだ行動に繋がる可能性もあります。
そんな中で、上司もメンバーも同じ行動規範に
沿って行動を継続することが
立場によって例外を作らないということになり
結果として、
組織文化や企業文化として浸透をしていく
そんな気がします。
戒律や行動規範と聞くと何だか窮屈な感じがして
今までは作ることを避けていましたが
これを定めることで、
・チームとして大事にしている事が明文化され
メンバーも自分自身もピリッと引き締まる
・メンバーを評価する際も基準が明確になる
といった様々なメリットがあることを
本書は気付かせてくれました。
僕自身の場合…
チームの行動規範を作るとしたら
何を挙げるだろうか…
チームとしての目指したい姿は、
「顧客・他部署・他チーム・上司などの
"周囲から信頼されるチーム"」かな。
そのためには、
相手の期待以上の成果を出す
=サプライズがあることを大切にしたい。
サプライズの方向は
相手の期待を上回るスピードか
依頼されたプランAに加えてプランBまで考える
というスピードか質にこだわる事を大切にしたい。
(足立さんの仕事術の真似をしてみました…笑)
そのための具体的な行動規範は何だろうか…
スピードにこだわるなら:
・仕事の最終納期を明確にする
・仕事の依頼を受けたら2営業日以内に
一旦の進捗をどんな方法でも良いので共有する
・納期に間に合わない場合は
チームメンバー同士で協力する。
メンバーの協力でも間に合わない場合は
マネジャーは他部署にフォローを要請するなどし
約束した仕事の納期は厳守する
質にこだわるなら:
・そもそもこの仕事の目的は何かを確認する
・今やろうとしている仕事が
その目的達成のための最善解なのかを
自問したりチーム内でチェックする
・もし最善解なら、そのままスピーディーに実施
・もし他に良い案がありそうなら
依頼された仕事に加えて、
新たな視点でプランBも提案する
…と、一通り思いつくまま考えてみましたが
まだまだ長文になっているので
これらをそぎ落として、
自分なりの行動規範にできたらと思いますし
チームメンバーの理解や納得感が得られれれば
メンバーの意向も加えてアレンジしたものを
チームの行動規範として掲げてみて
「2023年はこれらを大切に一緒にやってみよう!」
と宣言しても良いかなと思いました。
朝からつい長々となってしまいましたが…
それではまた明日ー!😏
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