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劇薬の仕事術③:足立光さんのコンサル時代の仕事術とは?(+自己紹介に繋がる仕事について少々…)

読書ノート(63日目)
さて、本日もこちらの本からです。

今日は足立さんの
コンサル時代の仕事術についてです。

・コンサルタント時代に大切だと感じたのは、
 知識を持つことではなく
 「自分の意見を持つ」ということ。

・まずは関係者に徹底的にヒアリングする。
 どこに課題感があるのか、意見の相違があるのか
 会社の強みや弱み、会社の課題など、
 財務的な数字だけで分からない勘所を探っていく。

・インタビューはクライアントの顧客や取引先にも行く。
 外から実際にどう見えているか客観的に把握する

・常に大きな「ギブ」を意識する。
 飲み会は強烈な印象を残すようなものでないと意味がない。

・ストレスという言葉はないと考える。
 いい仕事は、やはりいい健康から始まる。

・シンガポール・プリンシパルの考え方:
 何か嫌な事があった時は、出ていく、ルールを変える、
 我慢するの3つしか選択肢がない。
 そしてコントロールできる事しか考えない

・修羅場でなければ経験と呼べない。
 三枝匡さんと直接会話したときにされた質問
 「足立さんは、修羅場を何回くぐったことがあるの?」

・迷ったら人が選ばない方向性を選べば
 ほぼ間違いなく修羅場に当たる。
 圧倒的に濃い経験が、成長に繋がる

・コンサル時代、プロジェクトのマネジャーをやりながら、
 採用や広報の責任者も自ら申し出てやっていた。
 手間ばかりかかって評価されず給与もそのままだが、
 企業経営に必須の重要な機能を学ぶ事ができた。
 コンサルにとって良い人材を採る事は生命線。
 その採用のプロセス・基準に興味があった。

・P&Gでもコンサルでも重要なキーワードで共通していたのは、
 まわりを動かす「リーダーシップ」と指示が無くても
 自分で考えて自発的に動ける「プロアクティブネス」

・「サプライズ」のある仕事をする。
 言われたことをそのまま100%では驚きもなく、印象にも残らない
 言われた期限より相当早く提出するか、
 指示された内容のプランAに加えてプランBも作ること

・リーダーは時間のかからず、すぐできる施策をやり結果を出し、
 リーダーとして自信を得ながら、
 必殺の一撃を準備しておくということが大切

昨日のP&G時代の仕事術に続き、
今回も数多くの言葉が僕にとって
印象的でした。

足立さんの仕事術を読んでいて
率直に感じたことは、
あれ?これって真似できないぞ…
という感想でした。

足立さんはコンサルタント時代が
非常に多忙だったこともあり、
睡眠時間は平均4時間だったそうです。
そして、今でも4時間寝れば健康を
維持できる体になっているとのこと。

絶対的な稼働時間も違う中で、
足立さんの仕事術から
自分でも真似できそうな事を
探してみようとしたところ、

・迷ったら人が選ばない方向性を選べば
 ほぼ間違いなく修羅場に当たる。
 圧倒的に濃い経験が、成長に繋がる

・「サプライズ」のある仕事をする。
 言われたことをそのまま100%では
 驚きもなく、印象にも残らない
 言われた期限より相当早く提出するか、
 指示された内容のプランAに加えて
 プランBも作ること

この2つは本書を読んでいて
自分でもやってみたいなと思いました。

僕自身、今までの仕事を振り返る時や
いま関わっている仕事に対して
よく考えることが
「自己紹介に繋がる仕事にしよう」
というものです。

いまの仕事をすることで
1年後や3年後に、
どういう風に自己紹介をしようか
ということを意識しながら
仕事をするように心掛けています。

そう思うようになったきっかけは、
自分の中でのとある失敗経験でした。

社外のセミナーに参加したときに
グループディスカッションや
ネットワーキングの時間に
簡単に自己紹介をする機会があり、
その時に、業務内容の話を淡々と
したのですが、
その時にふと、自分の仕事って、
上司から指示された事をやっているだけの
ワクワクしない仕事だなぁと思い、
虚しく感じたときが何度かありました。

もっと自分自身も
自己紹介を聞いている人たちにも
興味を持ってくれるような仕事をしよう
と、考え方が変わったのがきっかけでした。

もちろん、仕事内容そのものを
変えることはできないのですが、
この仕事は会社が目指す将来像の
何に繋がっているのか?とか
そのためには、
上司から指示されてはいないけど、
この視点も加えたら良いのでは?
など、自分なりの工夫ができ始め、
仕事自体が主体的で楽しく感じ、
結果として周囲からの評価や
信頼感も上がった気がします。

この頃から、不思議と口癖が
「そもそも…目的は何だろう?」
になっていった気がします。笑

いま思えば、
これはジョブクラフティングの一つであり、
3人のレンガ職人の話での
3番目の職人に近いのかなと思います。

いまは自分自身の仕事について
「将来、この仕事を通じて、
 自己紹介をするならどう言おうか」と
考えるだけではなく、
一緒に仕事をするチームメンバーについても
「彼/彼女が、将来的に他部署に異動希望や
 転職を考える時に、先方にアピールになる
 そんな自己紹介に繋がる仕事をして欲しい」
と思うようになりました。

(この価値観は僕自身の考え方であって
 チームメンバーに強制するとかではなく、
 メンバーへの関わり方のスタンスとして
 ひそかに大事にしています)

長々と書いてしまいましたが、
足立さんが過去に在籍された会社経験から
それぞれ仕事術として言語化され
こうやって1冊の本にされているという事に、
僕自身の最近大切にしている仕事のスタンスを
少しだけ重ねてみました。

ということで、今日はこの辺で。
それではまた明日―!😏

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