TAKA

感じたままを言葉に残しています。

甘露

色香漂うアールグレイ 苦味がばしった甘夏ピール 共に絡まり溶けあって 甘美な色に焼き上げる 熟成茶葉に湯をそそぎ ほろっと サクッと 味わって ひともし頃に 福々しい…

明治の杜

百年見越した杜のなか いにしえ人の息づかい 包まれるように 降り注ぐ 暑さも 音も いらぬ想いも  ここでは 無用 捨てていこう 一筋の雲を追いかける 我を信じて と…

幸せ

夢であったあの人は 優しく あたしを見つめてる とろけそうな眼差しに 窓から覗く 月が笑う お笑いぐさになりそうな 馬鹿なあたしは 幸せで 心が満ちて 優しくなれる …

嵐の後に

急ぐ 雨を 追いかける ひかりに慌てて 走り出す 雲は気楽で 羨ましい 蒸れた香りの奥底に 桜の香りが 蘇る 枯れ葉のなかから 蘇る 桜並木に 香をきく

鴇色

涅槃に広がる 色だろか 夜半の雨の いたずらか 浄化された あたりの息が 涼しく 優しく 流れゆく 朝のこの まぼろしに 全て捧げて 歩き出す 今日一日を 喜びにかえ…

深い夜に 落としたボタン 見当たらなくて あきらめた かけたボタンは かけ違え ひとつないまま そのまんま きれいなボタン つけましょか きらきら きらきら 夢ボタ…