HSP×保育士

HSPに保育士は向いているのか。

このことについて、現役保育士でHSPの私が思うことを投稿します。

HSPに保育士は向いていない

人の微妙な変化に敏感に反応する、表情や行動から相手の気持ちを汲み取ることに長けているHSP。

ささいなことで心を揺さぶられてしまいます。

そんなHSPに保育士という仕事は向いているのか。

結論からいうと、好きならやればいい、嫌なら辞めればいいです。

刺激が強すぎる子どもの行動

子どもはいきなり泣いたり怒ったりします。

ケガっだってつきものです。

そのひとつひとつの予測できない行動がHSPにとっては、大きな刺激になり心へ負荷がかかってしまいます。

どうして泣いているの?怒っているの?その行動ひとつひとつに感情移入して苦しくなります。

関わるのは子どもだけではない

保育士が仕事として関わるのは、子どもだけではありません。

同僚の保育士はもちろん、子どもの保護者など多くの”おとな”と関わります。

その中で、HSPは相手の微妙な言い回しや雰囲気を敏感に察し気を遣い、どんどん疲弊してしまいます。

弱みは強みに

感情移入しすぎるという弱みは、”子どもの目線で同じ気持ちを共有できる”という強みにもなります。

共感することで、保育士にとって大切な子どもとの信頼関係をしっかりと築くことができます。

またHSPの特性である”察する力”で、子どもひとりひとりの些細な変化に気づくことができます。

どうして怒っているのか、泣いているのか、どんな気持ちなのか。

実際私が保育士として働く中で、この力はとても役に立っています。

頑張らないを頑張る

繊細なHSPは、たくさんの刺激の中で生きています。

相手の感情を丸ごと受け止めてしまうHSPにとって保育士は、向いているけど向いていない職業なのかもしれません。

それでも私が保育士を続ける理由は、ただ子どもが好きだから。

子どもの幸せを願い、小さな“できた“に寄り添うことのできるこの仕事。

好きでなかったら、とても続けられそうにありません。

いつかこの仕事を心から嫌になる日が来るのなら、その時はキッパリ辞めるでしょう。

そうならないためにも、“頑張らないことを頑張る“。

疲れないよう頑張りすぎないよう、保育士という仕事に向き合っていければそれでいいのではないでしょうか。




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