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港町・函館 今と昔

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天然の良港をいだく函館。 高田屋嘉兵衛の千石船が出入りし、ペリー提督が水と薪をもとめて開港をせまり、戊辰戦争では榎本武揚の艦隊が官軍と交戦するなど歴史を刻んできた。 開港160年…
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#カフェ

のらいぬCafé

美味い、美味いの2~3乗! パフェ・ピーチメルバ ここは千疋屋か 否、東京・銀座にあらず 北国の漁港 函館山のふもと イカ釣り漁船やウニ・アワビとりの 小舟がつらなる入舟漁港 ここにレトロでアートな隠れ家、 「のらいぬCafé」が忽然と 4年まえに野良犬のごとく 現われた 漁具店のガレージを改装し 電話も無く予約も不可だ 店名のいわれは 黒澤明監督・三船敏郎主演の映画「野良犬」から 佐渡の食材を使ったスープカレーなど 地元に多くのファンがいたが 奥さんの出身地・函館

函館朝市

第二次大戦が終わり食糧難のころ、 近郊の農家のひとが函館駅前、青函連絡船桟橋のそばで、 野菜を立売りして始まった朝市。 はじめはヤミ市。 魚屋、さらに青森から連絡船でかよう米のかつぎやも現われ 市民の台所となり、やがてメロン、カニも商って観光客が加わった。 朝早く収穫した新鮮な野菜を地べたで売る風情は、朝市そのもの。 男爵いもを茹でるたびに、 白い手ぬぐいで頬かぶりしたお爺ちゃんが売ってくれた、 美味かったじゃがいもを思い出す。   今、朝市には、250軒ほどのお店が軒