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枯れ寂びライカ Japan

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ネットで遊んでいたら、ロマネ・コンティ1億2千万で売り出されていた。その高額に腰を抜かした。さらに、1945年生れでなんと71年もの。これで腰がくだけた。
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#八百万の神々

ロマネ・コンティ1945

ネットで遊んでいたら、 ロマネ・コンティが1億2千万で売り出されていた。 その高額に腰を抜かした。 さらに、1945年生れでなんと71年もの。 これで腰がくだけた。 世界大戦が終わった1945年、稀なる好天気でぶどうの出来は最高。 空前絶後の当たり年にロマネ・コンティは、たったの600本。 そのなかで、いま1億円ほどの3リットルボトルは2本だけ作られ、 その1本が妖怪のごとく日本に現われた。 「わいんばー・ギンザ」。 銀座コリドー街で営んで開業35年、ワインバーの草分けだ

神々をむかえる 稲佐の浜

旧暦10月10日の夜、 出雲大社近くの稲佐の浜で、 神迎え神事が おこなわれる。 全国の八百万(やおよろず)の 神々がこの浜にお着きになられる。 どんな浜にお着きになるのか、 と足を運んだら西風がつよく 海は荒れていた。 こんな時でも神々はお着きになるのか。 いくら神様でも寒い寒いといって 風邪をお引きになるのでは、 と心配になった。   神々の宿舎となる十九社(じゅうくしゃ)で 厚い布団をひっかぶってお眠りになるのか。 大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)の元で