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HubSpotを使う上での前提:データの名称と構造

基本的なHubSpotのデータの名称と構造を説明いたします。HubSpotでCSMをしていた時に日々お客様とお話をしているとHubSpotの基礎的なデータ構造を理解できておらず利用に苦労されている方とお会いすることが多かったです。はじめに理解いただくことで、より早くキレイにHubSpotでのデータ整理が可能になるかと思います。
※在籍当時に書いたHubSpotコミュニティの投稿をこちらでも掲載しました

オブジェクトとプロパティー

HubSpotでデータを構築する上で最も理解しておくべきデータ構造がオブジェクトとプロパティーの関係です。
全体のデータ管理だけでなく、レポートやリスト作成、ワークフローで自動化する際など多くの場面で、「どのオブジェクトのどのプロパティに情報を格納する or 抽出するか?」という考え方が必要となります。

オブジェクト

オブジェクトとは、情報をまとめておく箱の種類のようなものです。各オブジェクトは並列的で独立した関係です。オブジェクト同士を紐づけることで「この取引の担当者はこのコンタクト」など関連性を持たせることが可能です。「コンタクト」「会社」「取引」「チケット」がよく使われるオブジェクトで、各オブジェクトの主な用途は以下の通りです。

  • コンタクト:個人に関する情報を格納

  • 会社:組織に関する情報を格納

  • 取引:商談案件に関する情報を格納

  • チケット:カスタマーサポートの問合せに関する情報を格納

プロパティ

プロパティとは、オブジェクト内に格納される個別の情報です。プロパティには「テキスト」「数値 or 通過」「日付」「ユーザー」「計算」など様々なタイプの情報を格納することが可能です。

  • 「コンタクト」(オブジェクト)の「MQLになった日」(プロパティ)

  • 「会社」(オブジェクト)の「名前」(プロパティ)

  • 「取引」(オブジェクト)の「取引金額」(プロパティ)

HubSpotのオブジェクトとプロパティ

カスタムオブジェクト
カスタムオブジェクトは、既定以外のオブジェクト(コンタクト、会社、取引、チケットなどは標準オブジェクトと呼ぶ)を自社のニーズに合わせて独自に作成したものです。

    • 不動産管理のための「物件」オブジェクト

    • 商品発送のための「配送」オブジェクト

HubSpotのカスタムオブジェクト

レコード
オブジェクトの種類に関係なく、それぞれの箱を「レコード」と呼びます。

HubSpotのレコード

ラベル(関連付けラベル)
各レコード同士の紐付けにつけた名前を「ラベル」と呼びます

HubSpotの関連付けラベル

もしCRM、HubSpotについてこんなこと書いてほしい!などのリクエストがありましたらお気軽に教えてください!


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